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ホワイトハウス


ホワイトハウス

ホワイトハウス

アメリカ合衆国大統領が住み、執務を行う官邸そして公邸の機能を持つのがホワイトハウスで、世界の政治の中心と言っても過言ではありません。

ホワイトハウスの建設が始まったのは初代のジョージワシントン大統領の時で、1800年11月に完成しましたが、ワシントン大統領は前年に既に亡くなっていたため自らがホワイトハウス入りすることはありませんでした。しかし2代目のジョンアダムス大統領から、44代のバラク・オバマ大統領まで歴代の大統領がここに住み続け、数々の歴史的な政治決断が下されて来ました。

1814年8月、独立戦争の終盤ではイギリス軍による焼き討ちにあい、石積みの外壁を残して全てが廃墟となってしまいましたが、その後再建が進み、1817年に完成しました。この時、焼け残った外壁とレンガを白く塗り、再建された建物の壁も白くしたことから、「ホワイトハウス」と呼ばれるようになったとされています。

エグゼクティヴ・レジデンス
ホワイトハウスと言うと思い浮かべるメインの建物は大統領とその家族が暮らす公邸です。また外国首脳など要人との会談や、条約や重要法案の調印式、閣僚などの任命会見のほか、重要な記者会見、晩餐会やレセプションなど様々な公的な行事が行われる場所です。

米韓首脳による共同記者会見

イーストルームで行われた米韓首脳による共同記者会見

日本の総理大臣ら外国の首脳が訪問した時などは、イーストルームと言う1階の東側にあるホワイトハウスの中では最も広い部屋で共同記者会見に臨みます。

閣僚の任命会見の様子

後任の国防長官の任命など、重要ポスト人事の発表会見。イーストルーム。

ウエストウイング
ホワイトハウスを舞台にしたアメリカで大人気だったドラマが「ウエストウィング」と言う題名でしたが、「オーバルオフィス」と呼ばれる大統領執務室や閣議室、国家安全保障会議室、副大統領の部屋のほか、首席補佐官、大統領補佐官、報道官などの上級スタッフのオフィスなどがある場所です。

地下にはNSC=アメリカ国家安全保障会議のスタッフや大統領補佐官らが国内外の有事について議論するシチュエーションルームがあります。

オバマ大統領やヒラリークリントン国務長官らが、オサマビンラディンの殺害計画の実行の様子を見守ったのがこのシチュエーションルームです。

シチュエーションルームの様子

シチュエーションルームでオサマビンラディン殺害計画を見守るオバマ大統領ら。

Official White House Photo by Pete Souza

記者会見室
テレビでもおなじみのホワイトハウスの大統領報道官が記者会見する部屋は「ブレイディルーム」と呼ばれていますが、ちょうどホワイトハウスの北西の通用入り口から入ってまっすぐ歩いて行った先、ウエストウィング内に位置しています。横にはホワイトハウス担当記者たちが詰める記者室も隣接しています。

名前の由来ですが、レーガン元米大統領の報道官を務めたジェームズ・ブレイディ氏がレーガン大統領襲撃事件の際、銃弾を受け、一命はとりとめたものの半身まひの後遺症が残ったことから2000年から敬意を表して「ブレイディルーム」と呼ばれるようになりました。

たまにこの記者会見室にオバマ大統領が来て、会見することもあります。

ちなみに、そもそもフランクリンルーズベルト大統領によって作られた室内プールが合った場所ですが、1969年、ニクソン大統領時代にホワイトハウス担当記者の人数が増えて来たため、プールをつぶして記者室に改造したものです。

イーストウイング
ファーストレディやそのスタッフのオフィスがあるほか、核シェルター機能を備えた大統領危機管理センターも位置する場所です。

ローズガーデン
ローズガーデンは文字通り、多くの薔薇など花々が咲き乱れる庭ですが、天気のいい日にはここでよく大統領が記者会見を行ったり、イベントを開催したりしています。

ローズガーデンでの記者会見の様子

ローズガーデンで行われたオバマ大統領の記者会見の様子。

右手に映ってるのがプロンプターでこれを読んで会見してます。

花が咲き乱れるローズガーデン

薔薇など花が咲き乱れるローズガーデン

さて、肝心の観光ツアーですが、春や秋に年に数回だけ、ホワイトハウスが公式に一般人向けに公開する「ローズガーデンツアー」が開催されます。例えば2014年には10月18日〜19日の2日間に渡ってこのツアーが開催されました。

このツアーではローズガーデンやジャクリーンケネディガーデン、南にある芝生部分やミシェルオバマ大統領夫人の菜園などを見学することができます。

チケットは15th and E StreetsにあるEllipse Visitor Pavilionに行けば、国立公園局の担当官が無料で配布しています。早い者勝ちなので、お見逃しなく!ローズガーデンツアーの情報はこまめにホワイトハウスの公式HPをチェックしていると分かります。

私も何度か参加しましたが、比較的簡単にチケットが手に入りました。いつ開催するかを把握さえできれば、参加するのはそんなに難しくないのでお勧めです。

May 2, 2014

Official White House Photo by Pete Souza 2014年5月2日

ミシェル婦人の菜園を案内するオバマ大統領とドイツのメルケル首相。

更にもし各州の上院議員や下院議員に知り合いがいれば、そこを経由してホワイトハウス内部の見学ツアーにも参加が可能ですが、なかなか日本人にとっては垣根の高い方法です。

奥の手としては、もしワシントンDCに支局を持ち、ホワイトハウス担当記者も常時いるような大手日本のマスコミに強いコネがあればそこを通じてホワイトハウスの内部の見学ツアーに申し込むことが可能です。セキュリティーチェックのためパスポート番号、もしくは社会保障番号や生年月日など詳しい情報の提出が求められますが、きちんと手続きさえすれば見学は許可されます。

この内部見学では図書室やバーミィルーム、チャイナルーム、外交官応接室、イーストルーム、グリーンルーム、ブルールーム、レッドルームなど一通り部屋を見学することができます。私も参加しましたが、とっても楽しかったです。

ホワイトハウス内の写真撮影はこれまで厳しく禁止されていましたが、2015年7月1日付けでカメラ撮影も解禁になりましたので、今後参加する時はカメラをお忘れなく!

もう1つ柵ができたホワイトハウス前

ホワイトハウス侵入事件のあおりを受け、新たに設置された柵

ちなみに、ペンシルバニア通り沿いからは柵越しに写真を撮る観光客があとを立ちませんが、2014年10月にこの柵を乗り越えて、ホワイトハウスの中に入るというトンデモ事件が起きたのを受け、現在は柵のそのまた一歩手前にもう1つ柵が設置されてしまいちょっと残念です。

ホワイトハウス
住所:1600 Pennsylvania Ave NW, Washington, D.C. 20500
電話:202-456-1111
ホワイトハウスの公式HPはこちら