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13〜16世紀イタリア美術


レオナルド・ダ・ビンチ「ジネブラ・デ・ベンチの肖像」

ナショナルギャラリーのハイライトはイタリア国外では最高と言われるイタリア美術です。中でもヨーロッパ以外で見ることのできる唯一のレオナルド・ダ・ビンチの絵画「ジネブラ・デ・ベンチの肖像」は必見です!愛する男性との結婚が許されず、別の男性との結婚が決まっていた女性ジネブラの切ないような悲しげな様子が絵から見て取れるように感じます。結婚後、夫はひどい財政難に陥り、ジネブラ自身も病気がちな生活を送ったとされています。
展示場「6」にあります。↓

ジネブラ・デ・ベンチの肖像の正面
「ジネブラ・デ・ベンチの肖像(Ginevra de Benci obverse)」の正面(c1474/1478)

この絵画には裏面もあるので、裏に回ってじっくり見て下さい。

ジネブラ・デ・ベンチの肖像の裏面
「ジネブラ・デ・ベンチの肖像(Ginevra de Benci reverse)」の裏面

ボッティチェリ「若者の肖像」

また、同じ展示場「6」にあるのでついでに見てほしいのが15世紀のフィレンツェの宮廷画家の代表、ボッティチェリの「若者の肖像」です。若者の優雅な手の動きがさりげなく描かれていますが、この手のしぐさは「若年層関節炎を表している」と解釈する人もいるそうです。

若者の肖像
 

ボッティチェリの「若者の肖像 (Portrait of Youth)」(c 1482/1485)
この他にも同じくボッティチェリの「東方三博士の礼拝(TheAdoration of the Magi)」と言う絵も必見。

ラファエロ「アルバの聖母子」

同じくイタリア美術のラファエロ作「アルバの聖母子」も必ず見てほしい作品です。典型的なイタリアの田園風景を背景に聖母マリアと幼児キリスト、幼児洗礼者聖ヨハネの3人が十字架を見ている様子が描かれています。

教会への献上用にパオロ・ジョヴィオがラファエロに依頼した作品でしたが17世紀にナポリ駐在スペイン総督によってスペインに運ばれ、18世紀中は貴族のアルバ家が所有していたことから『アルバの聖母』と呼ばれるようになりました。

その後、1836年にロシア皇帝ニコライ1世が、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の前身である王室コレクションの目玉作品として購入し、更にその後100年程たってから当時のソビエト政府が財政難から売却し、アメリカ人実業家アンドリュー・メロン家の手に渡り、ナショナルギャラリーに落ち着くことになりました。

展示場「20」にあります。↓

ラファエロ作「アルバの聖母子」
 

ラファエロ作「アルバの聖母子 (The Alba Madonna)」(1510)