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国立自然史博物館


国立自然史博物館の外観
スミソニアンで最も古い博物館・国立自然史博物館

アフリカ象の剥製

地球が誕生してから46億年間の自然界の歴史を網羅している博物館で植物、動物、化石、鉱石、岩石、隕石の標本や文化工芸品などコレクションの総数は1億2500万点を超えています。映画「ナイトミュージアム2」の舞台にもなった博物館です。

巨大なアフリカ象の剥製
1階のロタンダにある巨大なアフリカ象の剥製
 

まず、自然史博物館に入ると、1階のロタンダには1955年に捕獲された巨大なアフリカ象の剥製が出迎えてくれます。これまで捕獲された象の中では最大の大きさで、体長は3.9m、体重は8トンもあり迫力があります。ちなみに像の牙は重すぎて取り付けることができなかったので、これだけはグラスファイバー製で本物ではありません。

ホープダイヤモンド

ホープダイヤモンド
45.52カラットもあるホープダイヤモンド
 

次に自然史博物館で絶対に見逃せないのは映画「タイタニック」でも引用されたホープダイヤモンドです。2階の展示室にあるこのホープダイヤモンドは自然史博物館の中でも一番の人気で、ダイヤの乗った台座が一定の間隔で回転するので誰でもどの角度からでもよく見えるように配慮がなされています。

このホープダイヤモンドは1668年には112.1875カラットと今の大きさの2倍もあり、当時フランスの行商人がインドから国内に持ち込み、フランスのルイ14世に売却しました。ルイ14世は1673年にこのホープダイヤモンドを67.125カラットにまでカットし(もったいない!)、フランス国王のペンダントとして使い始めました。1749年には後継者のルイ15世が国王の式典に使うように更にアレンジしなおし「Emblem of the Golden Fleece」と呼ばれるようにました。

Emblem of Golden fleece Emblem of Golden fleece

 

その後ルイ16世の時に起きた1792年のフランス革命のさなかにダイヤは盗難に遭い、その後20年程は行方がわからないままでした。その後、このダイヤが再び見つかったのは1812年のロンドンで、しかもダイヤは20カラット分更にカットされて小さくなっており(残念!)、イギリスのジョージ4世に売却されていました。

イギリスの国王ジョージ4世 イギリスの国王ジョージ4世

 

国王ジョージ14世が亡くなった後、宝石コレクターでもあったイギリスのヘンリー・フィリップ・ホープ氏がこのダイヤを購入し、その後1901年までホープ家が所有していました。この頃から、「ホープダイヤモンド」と呼ばれるようになりました。

Henry Philip Hope Henry Philip Hope氏

 

1912年にはワシントンDCのエヴァリン・ウォルシュ・マクリーンさんがパリのカルティエから買い取り、今のデザインに変更していつも身につけていました。この頃から「ホープダイヤモンドは呪われている」「持ち主が死に至る」などの噂が広まり始めましたが、マクリーンさんはこの噂を面白がっていたということです。

Evalyn Walsh McLeanさん ホープダイヤモンドを身に着けているマクリーンさん

 

マクリーンさんの死後、1949年に有名な宝飾会社ハリーウィンストンを作ったハリー・ウィンストンさんが、このホープダイヤモンドを購入、1958年にはスミソニアン博物館に寄付して今に至っています。とにかく輝きを放っていて美しいので一見の価値ありです。

マリーアントワネットのダイヤのイヤリング

このホープダイヤモンドが展示されている部屋のちょうど横には、これまたビックリするような数々の貴重な宝石類が展示されているので見逃せません。例えばフランスのマリーアントワネットが夫のルイ16世から贈られたしずく型のダイヤのイヤリングは必見です。1791年にフランス革命で逃げようとしていた際にも身につけていたものとされています。

マリーアントワネットの涙のしずくのイヤリング マリーアントワネットが身につけていた涙のしずくのイヤリング
マリーアントワネット 
マリーアントワネット

ナポレオン1世が妻に送ったティアラやペンダント

また、1810年に時の皇帝のナポレオン1世が2番目の妻のアリー・ルイーズに結婚記念として贈った950個ものダイヤモンドがちりばめられたティアラや、その翌年に息子が生まれたのを記念して贈ったペンダントも見逃せません。

ナポレオンが妻に贈ったティアラとネックレス 
ナポレオンが妻に贈ったティアラとネックレス

世界最大級の宝石がいっぱい!

この他にも、423カラットもある大きなスリランカ産の世界最大のブルーサファイヤや、127.01カラットもあるこれまた世界最大のポルトガルダイヤモンド、更には138.7カラットあるスリランカ産のこちらも世界最大のロッサー・リーブズ・ルビーもお見逃しなく!

世界最大のブルーサファイヤ
423カラットもある世界最大のブルーサファイヤ。
世界最大のポルトガルダイヤモンド 
127.01カラットの世界最大のポルトガルダイヤモンド
世界最大のルビー
138.7カラットある世界最大のロッサー・リーブズ・ルビー
 

この他にも1つで2万2892.5カラットもあり、重さだけでも4.6キロに達するブラジル産の巨大なアメリカンゴールデントパーズなど数々の貴重な宝石類が展示されていて、見ているだけでもため息が出てしまいます。自然史博物館にある宝石類のコレクションはなんと7500以上で合計2万3000カラットにものぼると言うのですから驚きです。

アメリカンゴールデントパーズ
2万2892.5カラットもあるアメリカンゴールデントパーズ
 

宝石の展示物の横の部屋には3000点にも達する鉱石や隕石などの展示もありますよ

鉱石の展示物
鉱石の展示物
クォーツ
巨大なクォーツ

子供にも人気の恐竜の化石のコーナー

子供達にも大人気だった化石展示部門(The National Fossil Hall)は改装のため、現在閉鎖されていて2019年には再オープンする予定です。一部、アメリカの恐竜の化石などは今でも2階に展示されています。6600〜6800万年前に生息していた草食のトリケラトプスの化石や肉食恐竜のティラノザウルスの化石を見ることができます。

トリケラトプスの化石
6600〜6800万年前のトリケラトプスの化石。体長9m、重さは6〜9トン!
ティラノザウルスの化石
6600〜6800万年前のティラノザウルスの化石。体長12.3mで重さは7トン!

剥製コーナー

この他、1階にはほ乳類の剥製のコーナーもあり、ライオンがバッファローを襲っている様子や、草を食べているキリン、木の上で休んでいるヒョウや熊の剥製が、至る所に展示されていてさながらサファリパークに来たような印象です。

バッファローを襲うライオン 
バッファローを襲うライオン
草を食べるキリン 
草を食べるキリン
木の上にいるヒョウ 
木の上にいるヒョウ

そのほかのお勧めコーナー

このほかにも、クジラなど海に生息する動物などを展示している「オーシャンホール」や、人間の起源と進化を展示している「ヒューマンオリジン」など様々な展示物があるほか、3Dで映像が楽しめるアイマックスシアターもあるので、お子さんにもお勧めです。

天井からつり下げられたクジラ 
オーシャンホールにいるクジラ
クジラの祖先の化石
クジラの祖先の化石
人間の起源のコーナー 
人間の起源のコーナー

自然史博物館情報

展示物を見るのに疲れたら、グラウンドフロアーには、ちょっとした食事が出来るカフェもあります。また博物館のギフトショップも至る所にありますので、旅の思い出に寄ってみてはいかがでしょうか。
至る所にお土産屋が 
ギフトショップは至る所に有ります。
国立自然史博物館
住所:1000 Constitution Ave., NW in Washington, D.C. 20004
電話:(202) 633-1000
営業時間:12月25日のクリスマスをのぞき、毎日午前10時〜午後5時半まで営業。
夏場やホリデーシーズンなどは午後7時半まで延長も。
詳細情報は国立自然史博物館の公式HPより。