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未来の働き方を考えよう。70歳まで働き続ける現実も


自分はいつまで働くのだろうと考えたことはあるでしょうか?昔は60歳定年でしたが、今や少子高齢化で思った以上に長く働き続けることになる可能性が高まっています。将来、自分がどう働いて行くのかについて考えるきっかけを与えてくれるお勧めの本を今回は紹介します。

今回のお勧め本は「ワークシフト〜孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025」(リンダ・グラットン著)。これは働く人にとっては必読の書と言っても過言ではない著書だと思います。

これです↓

まず、この本では今後の人口構成の変化と長寿化によってもたらされる世界の変化について詳しく考察し、多くの人は蓄えが足りずに60歳半ばでも引退生活に入れず、働き続けないといけないものの、なかなかいい仕事が見つからない可能性を指摘。

その上で今後の働き方において重要になって来る事を主に3つ指摘しているのですが、まずは「第一のシフト」として今後は自分が思った以上に働き続けないといけなくなることを念頭に置いて「1つの企業の中でしか通用しない技能で満足せず」「専門技能の連続的習得を通じて自分の価値を高めていかなくてはならない」世界になるだろうと予測すると同時に、「セルフマーケティングをおこなって自分を売り込み、自分の技量を証明する材料を確立する必要性も高まる」のは間違いないだろうと推測しています。

「第二のシフト」としては「難しい課題に取り組むうえで頼りになる少人数の盟友グループとイノベーションの源泉となるバラエティに富んだ大勢の知り合いのネットワーク、そしてストレスを和らげるための打算のない友人関係と言う3種類のネットワークをはぐくむこと」が益々重要になってくること。

そして「第三のシフト」として、「消費をひたすら追求する人生を脱却し、情熱的になにかを生み出す人生に転換する事」「家庭や趣味、社会貢献などの面で充実した創造的な経験をすることを重んじる生き方に転換する事」を推奨しています。

とくに私が面白いと思ったのは、著者が提案する今後主流になる働き方です。それは、「いくつかの小さな釣鐘が連なって、職業人生を形作る『カリヨン・ツリー型』のキャリア」と言うものなのですが、それは「精力的に仕事に打ち込む期間と、長期休業して学業やボランティア活動に専念したり、仕事のペースを落として私生活を優先させたりする期間を交互に経験し、ジグザグ模様を描きながら仕事のエネルギーや技能を高めて行く」働き方だと指摘しています。これはまさに今多くの人が必要としている働き方ではないでしょうか。

日本ではまだまだ多くのサラリーマンが「終身雇用制度」と「長時間労働」を前提としている日本企業で働いています。

日本での終身雇用制度は崩れつつはあるとは言うものの、いまだに大学3〜4年生の時に一斉に就職活動をして、大学卒業と同時に企業に「同期」として一括採用され、「終身雇用」もしくは「長期雇用」を念頭に、会社が従業員を訓練して、企業の中でしか通用しない技能を高め、会社の決める人事異動に従って人生を生きて行くサラリーマンが日本ではまだまだ多いと思います。

別に、これが悪いとは言わないのですが、働く女性にとっては、出産や子育てのためにこの働き方からいったん離れてお休みしてしまうと、なかなか本当の意味で元の職場に戻るのは難しいと思うのです。これは日本が「長期雇用」を前提としている限り、その長期雇用制度から抜け出てしまった女性にとってはその後のキャリアが築きにくい、少なくとも男性よりも難しいと言うのは間違いないのではないでしょうか。

そして、日本の悪習は「長時間労働」です。1部の例外を除き、大抵は朝から晩まで働いている人が絶賛されるような空気がまだまだ強い企業が多いと思いますが、「長時間労働」が前提であれば、子育て中でそれができない女性にとってはハンデにしかなりません。

だから、日本のこの2つの「長期雇用制度」と「長時間労働」を前提とする働き方は変わって行かなければいけないと常々感じていました。

もし『カリヨン・ツリー型』のキャリア形成が普通の世界になれば、その時々の人生の節目において、親の介護のため、自分の闘病のため、子育てのため、留学のために仕事をスローダウンしたり、バリバリ働いたり、その時の状況に応じて柔軟な生き方ができるようになると思うのです。

アメリカで暮らし、働いていると、日本よりは断然、この『カリヨン・ツリー型』のキャリア形成に近いと痛烈に感じます。みんな1つの企業に「終身雇用」されたとは思っている人はいないので、私の同僚や部下もその時々の人生に合わせて大学院に戻ったり、海外1年旅行に出かけたり、転職したりしていて、柔軟に人生を生きて行ってるな〜と思う事がしばしばです。そしてそうした生き方をしている方が、生き生きして見えるのは気のせいでしょうか?

せっかくのキャリアをいったん止めて、次の見通しもないまま辞めたアメリカ人の部下に私が「次を決めないで辞めて大丈夫なの?」と聞いた時に返して来た言葉が忘れられません。彼女は「アメリカでは転職したり、1年世界放浪の旅に出るために会社を辞めたりするのは別に特別なことじゃない。いったん仕事をお休みしても、また人生の節目に合わせて柔軟に仕事に戻る事ができる。でも私が日本人で日本で働いていたらそれはできないでしょうね。日本人はある意味、選択肢が少なくて可愛そう」とあっけらかんとして答えていました。

確かに、悔しいけれど、いろんな意味で日本は選択肢が少ないと言うのは事実だと思います。働く人達がハッピーに働き続けるためにも日本でも是非、この『カリヨン・ツリー型』のキャリア形成が主流になっていくことを願って止みません。

とにかく、働く人にとっては色んな示唆に富んだ本でお勧めです!

↓かなりのお勧め本です!↓Kindle版もあるので海外在住でも読めますよ!

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