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大統領選:ミニスーパーチューズデーはトランプ氏3勝、クリントン氏4勝。ルビオ氏は選挙戦から撤退。


11月のアメリカ大統領選に向けた共和、民主両党候補を選ぶ指名争いは15日、5州で一斉に予備選が行われる「ミニスーパーチューズデー」を迎え、共和党では不動産王のドナルド・トランプ氏(69)がフロリダやイリノイ州など少なくとも3州で勝したのに対し、注目されていたオハイオ州は州知事を務めるジョン・ケーシック氏(63)が初勝利をあげました。一方の民主党ではクリントン氏が5州のうちフロリダ州やノースカロライナ州、オハイオ州の4州を制し、指名獲得に向けより一歩駒を進めています。

集計結果によりますと、注目されていたフロリダ州は、トランプ氏が46%、ルビオ氏が27%、クルーズ氏が17%とトランプ氏が圧倒的支持を得て、勝利。地元で敗れたフロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員(44)は選挙戦からの撤退を表明しました。

また、トランプ氏はイリノイ州で39%、ノースカロライナ州でも40%の支持を集め、3つの州で勝利をものにしたほか、ミゾーリ州ではトランプ氏とテッドクルーズ氏がともに41%で接戦となっています。

一方で、もう1つの注目州だったオハイオ州は、州知事を務めるケーシック氏が47%、トランプ氏が36%で、ケーシック氏が初の勝利をあげました。

共和党結果 ミニスーパーチューズデーの共和党結果。NYTより

3勝したトランプ氏はフロリダ州で有権者を前に勝利演説をし、「我々はこれからも勝ち続けるし、アメリカも今後は勝ち続ける」と述べた上で、「(共和党幹部の)ライアン下院議長から電話をもらった。マコネル上院院内総務とも素晴らしい会話を交わした。共和党を1つにまとめなければいけない」と党の主流派からも支持を受けていると強調して指名獲得に向けた意欲を表明しています。

ニューヨークタイムズ紙によりますと、今回のミニスーパーチューズデーの結果を受け、獲得代議員数はトランプ氏が177人増やして646人、クルーズ氏が27人増やして396人、ケーシック氏が79人増やして142人になりました。

ただ、今回のミニ・スーパーチューズデーで注目されたオハイオ州とフロリダ州の2つをトランプ氏が制すれば、指名獲得はほぼ確定すると言われていましたが、オハイオ州を落としたことで、選挙戦が長引く可能性も出て来ました。

夏の共和党大会で決選投票に持ち込まれた場合、代議員は1回目の投票の際は予備選・党員集会の結果に縛られますが、2回目以降は多くが自由に投票できるようになるため、共和党指導部の間では、指名に必要な代議員の過半数(1237人)をトランプ氏に取らさないように画策し、党大会で決選投票に持ち込んだ上で、トランプ氏の指名獲得を阻止しようとのシナリオが浮上して来たとアメリカメディアでは報じられ始めました。

ちなみに、指名獲得に必要な過半数の代議員数を得るためにはトランプ氏は残る代議員のうち55%を獲得する必要があるのに対し、クルーズ氏は79%の代議員を獲得する必要があります。ケーシック氏に至っては実に104%の代議員を得る必要があり、つまり計算上は過半数を押さえるのは不可能です。

自ら過半数を得るのはなかなか難しいとしてもクルーズ氏の元に共和党の主流派が結集すれば、今後の展開次第ではトランプ氏が代議員の過半数を獲得することを計算上は阻止できますが、党指導部はそもそもクルーズ氏のことも嫌っています。一方のケーシック氏は今後どんなに頑張っても、代議員数の過半数を獲得するのは計算上「不可能」ですが、ケーシック氏の狙いは、夏の党大会で決選投票までもつれ込み、主流派の自らの元に票が結集して選出されるシナリオだとされています。

ただ、決選投票に持ち込み、予備選で一番数多くの代議員数を獲得した候補ではない人物を選出する方法について、ニューヨーク・タイムズ紙は「党の分裂につながる破壊的な方法だ」と指摘。党が分裂すれば、結局は民主党の指名受けた候補が利することになるだけなので、共和党指導部がそこまでするのかどうかも注目されます

今後は撤退したジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事やルビオ氏ら共和党主流派を支持する票が、どこに向かうかが焦点となりそうです。

ヒラリークリントン 4勝したヒラリー・クリントン氏。Facebookより

一方、民主党はクリントン氏はフロリダ州で64%、イリノイ州で51%、ノースカロライナ州で55%、オハイオ州で57%の支持を集め、5州のうち4州で勝利をものにしました。ミゾーリ州はクリントン氏50%に対し、サンダース氏が49%の接戦となっています。

ニューヨークタイムズ紙によりますと、この結果、獲得代議員数はクリントン氏が1139人、サンダース氏が825人となりました。

ミニスーパーチューズデー民主党結果 ミニスーパーチューズデーの民主党結果。NYTより

4州で勝利したクリントン氏は早速支持者の前に姿を現し、「指名獲得にさらに近づいています。我々の陣営は民主、共和両党のどの候補より多くの票を得ているのです」と大きな自信をのぞかたほか、ライバルのサンダーズ氏の健闘ぶりを称える余裕ぶりも見せつけました。

以下はクリントン氏の勝利演説の様子(動画)です。↓

クリントン氏の指名獲得はほぼ確実になったとの見方が大半ですが、サンダース氏は自らの主張をクリントン氏の政策に取り入れてもらうために、最後まで選挙戦を諦めないとの観測が出ています。

次の山場はペンシルバニア州やコネチカット州など東部での予備選が集中する4月26日になります。

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