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アメリカ大統領選:サウスカロライナで3勝目をあげたクリントン氏のスーパーチューズデーの見通しは?


アメリカ大統領選の候補者指名争いは27日、民主党が南部サウスカロライナ州で第4戦の予備選を実施し、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が初めて圧倒的さを見せつけて3連勝を飾りました。

開票の結果、クリントン氏の得票率が73.5%、サンダース氏が26%の大差となり、投票が締め切られて早々、アメリカメディアがクリントン氏の圧勝を速報。

サウスカロライナの結果 民主党サウスカロライナ州予備選の結果(開票率100%)NYTより

クリントン氏はアイオワ州やネバダ州の党員集会でも勝ちましたが、得票率の差はそれぞれ0.3ポイント、5ポイント余りで、今回のように47.5ポイントもの差をつけて勝つのは初めてのことで、3月1日に予定されている序盤戦の「天王山」、スーパーチューズデーに向けて大きく弾みをつけた形です。

勝利が確定し、支持者の前に姿を現したクリントン氏は、共和党候補指名争いで首位に立つ不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が掲げる「偉大なアメリカの復活」について「アメリカをもう一度『偉大な国』にする必要ない」「なぜならアメリカは偉大でなかったことはない。」と指摘してチクリと批判。その上で、「しかし、アメリカを一つにする必要はある。壁を築くのではなく障壁を壊さなければならない」と呼びかけました。

以下は、クリントン氏の勝利演説の動画です↓

一方、負けたサンダース氏は「選挙戦は始まったばかり。ここで終わりにはしない」と、今後も戦い続ける姿勢を鮮明に打ち出しています。

サウスカロライナ州の出口調査によりますと、投票した人のうち61%が黒人35%が白人2%がヒスパニックと言う人種構成でしたが、そのうち黒人の有権者の87%がクリントン氏を支持、これが勝利の原動力になっていることが明らかになりました。

また65歳以上の年齢層の88%、毎週教会に通っている人達の86%、年収3万ドル以下の低所得者層の81%のほか、登録された民主党員の80%から圧倒的支持を受けたことも分かりました。

ヒラリークリントン、サウスカロライナで圧勝

3月1日に予備選・党員集会を行う11州のうち7州は黒人の人口が多い南部に位置していることもあり、11州での現在の支持率を見てみると、サンダース氏の地元であるバーモント州で劣勢、マサチューセッツ州やオクラホマ州で接戦のほかは、優位に戦いを進めています。

スーパーチューズデーの見通しは以下の通り

アラバマ州(代議員数53)

2008年の大統領選の際は黒人が51%をしめており、クリントン氏が黒人からの圧倒的な支持を得る見込み。2月中旬に行われた世論調査の結果ではクリントン氏が28ポイント、サンダース氏をリード。クリントン氏が余裕が勝利憂するとの見通し。

アーカンソー州(代議員数32)

夫のビル・クリントン氏の地元でもあり、余裕で勝利を得る見通し。

ジョージア州(代議員数102)

WSJとNBCの最新の世論調査で、ジョージア州ではクリントン氏が34ポイントもリードしていることが明らかに。

テキサス州(代議員数252)

WSJとNBCの最新の世論調査で、テキサス州でクリントン氏が21ポイントもリードしていることが判明。

テネシー州(代議員数67)

WSJとNBCの最新の世論調査で、テネシー州では26ポイントクリントン氏がリードしていることが明らかに。

バージニア州(代議員数95)

政治専門サイトのリアルクリアポリティックスによると世論調査の平均で(2月3日〜26日)クリントン氏が55.4%に対しサンダース氏が35.8%と大きくリード。

コロラド州(代議員数66)

党員集会の形式のため、サンダース氏が10月以降、多くの時間を割いてキャンペーンを行って来た州で、テレビコマーシャルもクリントン氏の2倍を放映するほどの力の入れようでしたが、クリントン氏の方が現状では優勢な戦い。

ミネソタ州(代議員数77)

1月中旬に行われた世論調査ではクリントン氏が19ポイントのリードを保っていた州ですが、党員集会形式であることもあってサンダース氏が選挙戦でも力を入れています。あまり世論調査が実施されていないこともあり注目州。

オクラホマ州(代議員数38)

2月中旬に行われた世論調査でクリントン氏46%、サンダース氏44%となるなど、接戦になっている州。サンダース氏はクリントン氏の2倍以上の予算をテレビコマーシャルにかけるほど力を入れています。注目州。

バーモント州(代議員数16)

サンダース氏の地元と言うこともあって、圧倒的にサンダース氏が優位。中には76ポイントもサンダース氏がリードしているとの世論調査も。

マサチューセッツ州(代議員数91)

サンダース氏の地元のバーモント州の隣で、接戦となっている州。政治専門サイトのリアルクリアポリティックスによると、世論調査の平均(2月14ー27日)でクリントン氏が46.8%に対し、サンダース氏が45.3%と激戦に。

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民主党の代議員総数のうち過半数の2382人の代議員を獲得した候補が党の指名を受けることになりますが、28日現在の民主党の代議員獲得状況は、クリントン氏が544人なのに対し、サンダース氏は85人にとどまっています。

民主党の代議員数2月28日現在 民主党の代議員数の割当(2月28日現在)Election Centralより

アメリカメディアも、だんだんクリントン氏の指名獲得はほぼ間違いないとの論調が目立って来ました。3月1日に迫ったスーパーチューズデーの結果が益々注目になりますね。

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