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アメリカ大統領選撤退のクリスティー知事がトランプ氏支持表明!その背景は?


11月のアメリカ大統領選に向けた候補者指名争いで、10日に選挙戦から撤退したばかりの共和党の主流派、クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事が26日、不動産王、ドナルド・トランプ氏への支持を表明しました。

穏健保守で知事としての行政経験を強みがあるクリスティー氏からの支持支持表明で、序盤戦の最大の山場となる3月1日のスーパーチューズデーに向け、追い風になりそうです。

クリスティ氏がトランプ氏支持 トランプ氏への支持を表明するクリスティー氏

トランプ氏とともに南部テキサス州のフォートワースで記者会見したクリスティー氏は、「トランプ氏よりも強いリーダーシップをアメリカ国民に提供できる候補者はいない。」と賞賛。

その上でヒラリー・クリントン前国務長官が民主党の指名を獲得する可能性が高いことを指摘し、「共和党にとって最も大切なのは、クリントン氏を打ち負かす可能性が最も高い人物を指名すること。最適なのは疑いなくトランプ氏だ。これから11月まで出来うる限りトランプ氏のキャンペーンを手助けするつもりだ。」と述べて、トランプ氏への支持を表明しました。

以下はクリスティー氏のトランプ氏支持表明の記者会見(動画)です。↓

選挙中にはトランプ氏のことを「大統領になる資質が全くない人物」とこき下ろし、あからさまに攻撃していたクリスティー氏ですが、アイオワ州の予備選で10位、ニューハンプシャー州で6位と結果がふるわず、今月10日に大統領選撤退を表明。

そして今回、トランプ氏への支持表明とクリスティー氏が180度態度を豹変させたことについて、アメリカメディアでは「スーパーチューズデイ前の最高のタイミングで支持表明はサプライズだ。トランプ陣営のスタッフの作戦は洗練されている。」などと驚きを持って受け止められています。

例えばワシントンポストやニューヨークタイムズなどはクリスティー氏がこの時点でトランプ氏支持へ舵を切った背景には主に4つの理由があると分析しています。↓

1:クリスティー氏は政治的な現実主義者である。

今後、予備選や党員集会が行われる州の支持率などを細かく見て、数字を計算して行くと、トランプ氏が指名を獲得する可能性がかなり高くなって来ていることが分かるため、今のうちに勝ち馬に乗ろうと計算したのでは。

クリスティー氏はそもそも理想主義者ではなく、実用主義の政治家として知られており、彼にとっては今のタイミングでトランプ氏の支持を表明することが最も現実的な選択肢だった、との指摘。

2:クリスティー氏は副大統領候補、もしくは司法長官など閣僚ポスト狙い

クリスティー氏の知事としての任期終わる2017年以降も、全米レベルでの政治活動を望んでおり、そのため副大統領候補の1人として検討してもらいたかったとの見方。

連邦検事を務めた経験もあるクリスティー氏は、トランプ政権で、司法長官のポストを提示されたのではないかとの噂も。

3:クリスティ氏はルビオとクルーズ氏が大嫌い

選挙戦を通じて、クリスティー氏が「軽量級だ」と激しくルビオ氏を攻撃して来たのは誰の目にも明らか。そんなルビオ氏の下に集結しようと共和党の長老達がまとまりつつある様子を、主流派のクリスティー氏には許しがたい屈辱だった。彼にとっては、ルビオは本来自分が得るはずだった資金や長老からの支持を盗まれた相手に映っている。

またクリスティー氏はクルーズ氏のことも嫌っており、今後、共和党の候補になり得る上位3人の中で、嫌いな2人ではないトランプ氏を選んだのは自然な選択、との指摘。

4:クリスティー氏は昔からトランプ氏と個人的な関係がある。

ニューヨークを拠点とするトランプ氏と、その隣のニュージャージー州の知事を務めて来たクリスティーは、長年に渡る人間関係が既に築かれていることも決め手となったのでは。

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一方で、共和党の中で反主流派扱いされていたトランプ氏にとっては、主流派のクリスティー氏からの支持が今後のはずみにつながるのは間違いなく、お互いにとって利益のある連携と言え、トランプ氏も早速「友情と支持をありがとう!クリス!」とTwitterに投稿しています。

昨夜行われた共和党の討論会でも、トランプ氏とルビオ氏は激しくお互いを非難しており、今後、スーパーチューズデーに向けて指名候補争いは更にヒートアップすることになりそうです。

ただ、ルビオ氏の出身州で、選挙戦での大票田のフロリダ州での支持率を見ても、トランプ氏が今のところ40.3%と圧倒的な首位を走っているほか、クルーズ氏が地元のテキサス州をのぞくほかの主立った州でトランプがいずれも首位を独走しており、だんだんトランプ氏の指名獲得の現実味が帯びて来たとも言えそうです。

フロリダでの最新の世論調査の平均(1月17日〜2月25日)
トランプ氏 40.3%

ルビオ氏  20.8%

クルーズ氏 15.8%

 

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