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アメリカ大統領選第3戦!民主はクリントン氏、共和はトランプ氏が勝利!ブッシュ氏はふるわず選挙戦から撤退。


アメリカ大統領選の候補者指名争いの第3戦で民主党がネバダ州で党員集会、共和党がサウスカロライナ州で予備選をそれぞれ開き、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、いずれも2勝目を挙げました。一方で、第3戦でも巻き返せなかった、かつての本命候補、共和党のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)が選挙戦からの無念の撤退を発表しました。

ネバダ州党員集会のクリントン氏 Facebook 民主党のネバダ州党員集会で。Facebookより

民主党のネバダ党員集会では得票率はクリントン氏が52.7%、サンダース氏が47.2%となり、早々からアメリカメディアがクリントン氏の勝利を速報。

クリントン氏もラスベガス市内の陣営に集まった支持者の前にすぐに姿を現し、「勝利を疑う人もいたかもしれないが、われわれは少しも疑わなかった」「戦いはまだまだ続きますが我々が望む未来は、手の届くところにあります!」などと述べ、高らかに勝利宣言を行いました。

民主党ネバダ州WSJより
民主党のネバダ州党員集会得票率・WSJより

「未来は手の届くところにある!」と勝利宣言するクリントン氏↓(動画)

ネバダ州での投票行動を見てみると、44歳以下の有権者の72%がサンダース氏を支持したのに対し、45歳以上の66%はクリントン氏を支持しているほか、非白人の有権者の56%、特に黒人の有権者の76%がクリントン氏を支持するなど、年齢の高い層と黒人の圧倒的支持を受けて今回の勝利をものにしたことが浮き彫りになっています。

クリントン氏はニューハンプシャー州では惨敗し、アイオワ州での勝利も僅差だっただけに、今回、ネバダ州を制した意味は大きく、今後の指名争いに向けて弾みとなりそうですが、今後も引き続き、若年層の有権者からの支持をどうやって取り付けるかが今後もクリントン氏の課題になります。

共和党サウスカロライナ州WSJより 共和党のサウスカロライナ州の予備選の得票率。WSJより

一方の共和党は不動産王のトランプ氏が32.5%と圧倒的支持を得て勝利。マルコ・ルビオ氏が22.5%で2位、3位につけたテッド・クルーズ氏の22.3%とはわずか0.2ポイント差となりました。

トランプ氏は「大統領選を戦うのは簡単なことではない。タフだし、不快なことはあるし、卑劣でもある。しかし勝利は美しいものだ。」と高らかに勝利宣言をし、「アメリカを再び偉大な国にしよう!次のネバダ州でも大きな勝利をおさめよう!」と有権者に改めて支持を訴えました。

トランプ氏の勝利宣言↓(動画)

続いてスロベニア出身で元モデルのトランプ氏の妻、メラニアさんが珍しく舞台の上でマイクを持ち、「サウスカロライナのみなさんありがとう!彼は素晴らしい大統領になるでしょう!」と挨拶しました。率直に言って、まだ公の場で挨拶するのは慣れていない感じだったので、もう少し彼女の場合は訓練が必要になってくるかもしれません(笑)

メラニアさんの動画は以下↓

サウスカロライナ州では3分の2が敬虔なキリスト教徒で、「中絶」や「同性婚に反対」など、より保守的な思想を持つ人が多いとされていますが、それでも3度の結婚をし、中絶にも賛成するなど共和党の中ではリベラルな思想のトランプ氏が勝利した意味は大きく、今後の選挙戦に向けて大きなはずみとなるのは間違いありません。

また、サウスカロライナ州での出口調査の結果を詳細に見てみると、トランプ氏は「大学の学位を持っていない」層から41%の支持、そして軍関係者の35%の支持を受けているほか、自らを敬虔なキリスト教徒だと答えた層の34%の支持を受けていることが明らかになりました。

敬虔なキリスト教徒の支持 敬虔なキリスト教徒の34%がトランプ氏を支持。New York Timesより。

また、「次の大統領は、政治経験がなくても既存の政治家以外の人がなるべき」と答えた人が48%いた中で、トランプ氏を支持したのは63%にものぼっており、トランプ氏は既存の政治家への不満をもつ有権者の支持を集めていることが浮き彫りになりました。更にトランプ氏が提案しているように「イスラム教徒のアメリカへの入国を一時的に禁止するべき」だと答えた有権者が74%にのぼり、そのうち41%がトランプ氏を支持していたことも明らかになっています。

一方でかつて本命視されていた名門一家出身のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事はサウスカロライナ州ではわずか7.8%の支持しか集められず4位に終わったことを受け、州都のコロンビアで記者会見し、「有権者の意見は尊重する」などと述べ、大統領戦から撤退する意向を明らかにしました。

大統領選からの撤退を表明するブッシュ氏↓(動画)見ると分かりますが、撤退の発表の仕方もかなりイマイチで悲しい感じでした(苦笑)。

ブッシュ氏は選挙戦を始める際には、1億ドル(日本円で約113億円)を集め、その資金力が話題にもなりましたが、最近では資金集めもうまく行かず、予備選直前で重要だった先週の間にサウスカロライナ州内でブッシュ氏が流したコマーシャルはゼロだったと言うことです。

共和党の候補者は、これで5人となりましたが、今後は、ブッシュ氏を支えていた資金提供者やスタッフ、そしてメインストリームの共和党員らがどの候補に流れるかが大きな関心となっています。特にこれまで何かとトランプ氏の足を引っ張ろうとしていた共和党の長老らがトランプ氏を候補者として受け入れて支援するのかも焦点です。

今月23日にはネバダ州で共和党党員集会、27日には、民主党はサウスカロライナ州で予備選挙が行われるほか、来月1日には候補者選びのヤマ場となるスーパーチューズデーを迎えますが、共和党では今後上位3人のトランプ氏、ルビオ氏、クルーズ氏の三つどもえの戦いにケーシックオハイオ州知事が絡んで来ることが出来るのかが注目となりそうですね!

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