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大統領選の民主党アイオワ州党員集会:クリントン氏が辛勝も次のニューハンプシャーではサンダース氏が独走中。


アメリカ大統領選の初戦となるアイオワ州党員集会で民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は史上まれにみる僅差で辛うじて勝利しました。アイオワ党員集会で勝利した女性は史上クリントン氏が初めてです。しかしライバルのバーニー・サンダース上院議員(74)との差はわずか0・2ポイントでした。第2戦となるニューハンプシャーでの予備選に向け、特に若年層からの支持が弱いクリントン氏は戦略の練り直しを迫られています。

アイオワ州のクリントン アイオワ州の党員集会でのクリントン氏。Facebookより。

民主党のアイオワ州党員集会はあまりの大接戦だったため、集計結果が出たのは2日未明になってからで、クリントン氏49.8%に対し、サンダース氏49.6%と言う僅差でした。

UST Today 民主党のアイオワ州結果 民主党アイオワ州党員集会の結果。USA Todayより。

クリントン陣営は2日未明になって「クリントン氏は疑う余地もなく、最も多い代議員を獲得しアイオワ州で勝利した」との公式な公式に勝利宣言を出しましたが、0.2ポイントの僅差と言うのは史上最小で、アメリカメディアは「事実上の引き分け」だと判定しています。

以下は、クリントン陣営の公式な勝利宣言↓。

また、有権者の投票行動を詳しく調べた結果、クリントン氏は29歳以下の若年層からの支持がわずか14%だったのに対し、サンダース氏は実に84%もの支持を集めていることも判明。今後、若い層にどう支持を訴えて行くかがクリントン陣営の大きな課題として浮き彫りになりました。

初戦のアイオワ州党員集会で獲得される代議員数は両党ともに1%程度に過ぎませんが、その結果は全米から注目され、その後のレースを左右するとも言われています。クリントン氏は8年前の2008年の指名争いでも、上院議員だったオバマ氏に敗北して結局3位に終わり、その後の選挙戦で勢いを失った手痛い過去があります。

次の予備選が行われるニューハンプシャー州はより革新的な土地柄で、しかもサンダース氏の地元のバーモント州のすぐ隣。政治専門サイト「リアルクリアポリティックス」によりますと、1月17日〜2月2日に行われたニューハンプシャー州での世論調査の平均はサンダース氏が55%とクリントン氏の38%を大きく引き離しており、クリントン氏にとっては苦しい戦いが予想されます。

クリントン氏、アイオワ州 のコピー有権者の前で演説するクリントン氏。Facebookより。

一方、更にその先のサウスカロライナ州ではクリントン氏の支持基盤となる黒人の有権者の人口比率が30%と多いこともあり、サウスカロライナでの支持率はクリントン氏が62.5%を獲得していて圧倒的な首位を独走中で、サンダース氏の32.5%を大きく引き離しています。それでもクリントン陣営は早速、黒人初の 司法長官に選ばれたエリック・ホルダー氏に焦点を当てたテレビ広告を州内で流し始めるなど、黒人有権者向けのキャンペーンを大展開中。それだけアイオワ州での辛勝に危機感を持っているとの現れとも言えそうです。

一方、共和党ですがアイオワ州で2位に終わった不動産王のドナルド・トランプ氏は早速、アイオワ州で勝利したテッド・クルーズ上院議員が勝利した背景には、元神経外科医ベン・カーソン氏が撤退を検討しているとのデマを流して、競合していたキリスト教右派の支持を不正に集票したためだと攻撃し、集会のやり直しを要求しています。よっぽど悔しかったんでしょうねぇ(苦笑)。とは言え、クルーズ氏のスタッフが嘘の情報を流して、集票活動していたのは事実のようで、マルコ・ルビオ氏やベン・カーソン氏らも怒りの声を上げています。

ツイッターでも「不正行為をしたクルーズ氏の勝利を無効にすべき」などと訴えています。↓

そんな中、共和党の候補者のランド・ポール上院議員リック・サントラム元上院議員が大統領選から撤退することを明らかにしました。

共和党では今後も撤退する候補者が続きそうで、今後はアイオワ州での上位3人のクルーズ氏、トランプ氏、ルビオ氏の三つどもえの戦いとなりそうです。次のニューハンプシャー州の予備選は来週2月9日に行われます。

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