Home » US Politics and Economics / アメリカ政治経済 » トランプ氏より大金持ちのブルームバーグ氏が大統領選への出馬を検討中!

トランプ氏より大金持ちのブルームバーグ氏が大統領選への出馬を検討中!


大統領選挙の初戦のアイオワ州の党集会まであと1週間となりました!共和党候補者の中では不動産王のトランプ氏が首位を独走し、民主党ではクリントン氏がライバルに追い上げられている状況を受け、ニューヨーク市長などを務めた世界有数の資産家、マイケル・ブルームバーグ氏(73)がアメリカ大統領選で無所属候補として立候補を検討していることが明らかになりました。

実際に立候補した場合、無党派層や民主、共和、両党の支持者から一定の票を得ることが予想されるため、大統領選挙の台風の目になる可能性もあると、アメリカメディアが大きく取り上げています。

マイケルブルームバーグ アップ
無所属候補での出馬を検討中のマイケル・ブルームバーグ氏。Facebookより。

ブルームバーグ氏は、過去にも大統領選への立候補が取りざたされて来ましたが、今回の選挙戦で両党が極端な主張をする候補者を選んだ場合、つまり共和党でトランプ氏やクルーズ氏、民主党でサンダース氏が党指名を受諾するような事態になったことを想定し、側近に出馬に向けての計画を指示。3月上旬までに結論を出す予定としています。

自らの名前を冠した大手通信社ブルームバーグを創業して財をなしたブルームバーグ氏は、長年、民主党員でしたが2001年には共和党候補としてニューヨーク市長に出馬し初当選。その後3期12年間市長を務める間に共和党を離党して無所属となり、銃規制や同性結婚、移民、そして中絶を支持するなど、リベラル寄りの主張でも知られています。

フォーブス誌の推計によりますとブルームバーグ氏の個人資産は365億ドル(約4兆3000億円)と不動産王のトランプ氏の個人資産100億ドル(約1兆1800億円)の実に3・6倍にもなるんです!!(※ちなみにフォーブス誌はトランプ氏の資産はもっと少ない45億ドル(約5300億円)と推計している一方で、ほかの推計ではブルームバーグ氏の資産は更に多い440億ドル(5兆1920億円)とされており、その場合、ブルームバーグ氏はトランプ氏よりも10倍近い資産があることになります!)

マイケルブルームバーグ横 アメリカ第9位の資産家のブルームバーグ氏。Facebookより。

ブルームバーグ氏が出馬の可能性があることについてトランプ氏は「その競争はいいねぇ。ブルームバーグ氏には是非出馬してほしい。」と歓迎するコメントをしていますが、これまでトランプ氏が人気を固めることができた背景の1つはやはり「ビジネスで成功して資産を築いた」とのイメージです。トランプ氏より3・6倍、もしくは10倍もの資産を持つブルームバーグ氏の前では、今までのように「金は腐るほどあるから、自分の資金で選挙戦を戦える。利益団体には影響されない。」との台詞も、色あせてしまいそうです。

ブルーブバーグ氏が出馬を決めた場合、選挙戦になんと10億ドル(約1800億円)を投じる用意があるそうで、額を聞いただけでもため息が出てしまいますね。

Bloomberg看板

ただ、ブルームバーグ氏が出馬を決めたとしても様々なハードルが待ち受けているのが現状です。

まず、共和党、民主党で極端な主張をする候補者が指名を受ける見通しになったら出馬する、としていますが、結論を出すデッドラインにしている3月上旬までには見通しが出ない可能性もあると言うこと。

そして、万一出馬を決めた場合は、11月の大統領選に向けて各州の投票用紙に自らの名前を載せるために数十万人もの署名つきの嘆願書を50州全てに提出しなければいけないのですが、早いところでは4月26日(サウスカロライナ州)5月9日(テキサス州)に嘆願書受付の締め切りを迎えてしまうので、あまり時間がないと言う問題もあります。(※ちなみに独立候補として出馬する場合は締め切りを遅らせる州も多いとのこと。)

ブルームバーグ陣営はお金があるから大丈夫、と思っているのでしょうが、まだ各州に選対本部や草の根の選挙戦を繰り広げる事務所など全くない現状で、そううまくいくでしょうか?

また、ブルームバーグ氏はニューヨークの市長を務めていたため、東海岸での知名度はありますが、それ以外の州ではあまり知られていないと言う現状もあります。先月21〜24日に行われたMorning Consultの世論調査で、ブルームバーグ氏について「名前を聞いたことがない」「特に意見はない(No opinion )」と答えた有権者が43%にも登ったことからも、課題が浮かび上がって来ています。

また、同じ世論調査によりますと、民主党でサンダース氏、共和党でトランプ氏、が指名候補を受け、ブルームバーグ氏が独立候補として出馬した場合、有権者の間での3人に対する支持率は、サンダーズ氏が35%、トランプ氏が34%を集めるのに対し、ブルームバーグ氏への支持率はわずか12%とふるわないことも明らかになったほか、トランプ氏ではなくクルーズ氏やルビオ氏が党の指名を受けた場合でもブルームバーグ氏の勝算は現時点ではそれほど高くはないことが明らかになっています。

クルーズ、ルビオとの世論調査
Morning Consultの世論調査結果↑。(2016年1月21~24日の調査)

ブルームバーグ氏の出馬の可能性についてクリントン氏は「私が党の指名を取るから大丈夫。出馬する必要はないわ」と一蹴しています。

しかし、何が起きるのか最後まで予断を許さないのが選挙です。ブルームバーグ氏も参入となれば、益々面白い大統領選になりそうですね!

以下をぽちっと押して頂けると更新の励みになります 。宜しくお願い致します!

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へにほんブログ村 旅行ブログ アメリカ旅行へ


About Washington DC Lifestyles

Washington DC Lifestyles
ワシントンのニュースや情報発信サイト「ワシントンDCライフスタイル」に来て下さってありがとうございます! DC在住のスタッフらが地の利を生かして少しでもワシントンDCの魅力を伝えて行けたらと思っています。どうぞ宜しくお願い致します!お問い合わせや取材依頼は、お問い合わせフォームから気軽にどうぞ!