Home » US Politics and Economics / アメリカ政治経済 » 大統領選!初のアイオワ党員集会まであと2週間。トランプ氏がクルーズ氏への攻撃激化。

大統領選!初のアイオワ党員集会まであと2週間。トランプ氏がクルーズ氏への攻撃激化。


11月のアメリカ大統領選の初戦を飾るアイオワ州の党員集会まであと2週間となりました。共和党の候補者争いで全米レベルでは首位を独走する不動産王のドナルド・トランプ氏ですが、アイオワ州ではテッド・クルーズ氏と激しい首位争いを繰り広げており、クルーズ氏に対する攻撃を繰り返しています。

討論会のトランプ氏

ドナルド・トランプ氏

最新の世論調査によりますと、全米レベルではトランプ氏が支持率33%でダントツの1位。続いてクルーズ氏が20%で2位、ルビオ氏が13%で3位につけています。ところが、クルーズ氏を推す保守派の草の根運動「ティーパーティー」やキリスト教右派が多い初戦のアイオワ州ではトランプ氏とクルーズ氏が大接戦を繰り広げていて、世論調査によってはクルーズ氏が首位に躍り出ています。

最新の世論調査(1月14日 NBC/WSJ)

※全米レベル

Trump 33%

Cruz 20%

Rubio 13%

Carson 12%

Bush 5%

Christie 5%

Fiorina 3%

Kasich 3%

Paul 3%

(以下略)

アイオワ州の世論調査(1月13日、DM Register &Bloomberg.)

Cruz 25%

Trump 22%

Rubio 12%

Carson 11%

Paul 5%

Bush 4%

(以下略)

こうした状況を受け、トランプ氏はクルーズ氏への攻撃を激化。アメリカの憲法では大統領になる資格を「生まれながらのアメリカ市民」と定めていますが、トランプ氏はクルーズ氏がカナダ生まれで2014年までカナダ国籍も保持していたことを指摘し、クルーズ氏が共和党候補に指名されれば「民主党は訴訟を起こすだろう。大統領の資格があるのか大きな疑問がある」と攻撃。

また、クルーズ氏は2012年の上院議員選挙の際に、妻が勤務しているゴールドマンサックスやシティバンクから合わせて75万ドル(約8700万円)にものぼる選挙資金を借り入れていたにも関わらず、定められていた通りに報告書への記載を怠っていたことが最近になってニューヨークタイムズ紙の取材で明らかになりましたが、トランプ氏はこの点についても「クルーズ氏は偽善者だ。銀行から金を借りていたのにその事実を隠していたのは違法だ。」と指摘しています。

さらに、トランプ氏は15日にはあるテレビインタビューでクルーズ氏について「彼は不快な男だ。みんなに嫌われている。議会の誰も彼のことを好きじゃない。彼のことをちょっとでも知った人はみんな嫌いになるんだ。he’s a nasty guy. Nobody likes him. Nobody in Congress likes him. Nobody likes him anywhere once they get to know him.」とまで言明。それを聞いたときには、まるで子供のケンカのような言いぶりで思わず笑ってしまいました(笑)。

もちろん、Twitter上でもクルーズ氏への攻撃に余念がありません(笑)。

「ゴールドマンサックスから金を借りてたから彼らの言うことは何でもするだろう」

「なんと、シティバンクからも借金をしてたそうだ!なんで銀行業界が上院でうまく立ち回ったか分かるよな〜」

「クルーズは偽善者だ。金のために言うことと票のために言うことは違う」

「同性婚に反対してるくせになんでゲイから寄付金を受け取るんだ!」

「クルーズのような偽善者は政治から排除すべき」と、もう言いたい放題です。

ちなみに、クルーズ氏は母親がアメリカ市民だから資格に問題ないと主張した上で、「トランプ氏が急に私の出生地が問題だと言い始めたのは、アイオワ州で支持率が落ちたことにうろたえたからだ。以前は問題だとは言っていなかった」と指摘。

更には「両親がアメリカ生まれでなければならないという理論もあるがそれが正しければ母親がスコットランド生まれのトランプ氏にも出馬資格はない。でも私はトランプ氏の母親を利用したりしない」と反撃しています。

しかし、クルーズ氏について、出馬資格があるかどうかを問う訴訟をクルーズ氏の地元テキサス州の弁護士が15日までに、同州の連邦地裁に起こしたことも明らかになり、トランプ氏は早速Twitter上など「だから訴訟を起こされるだろって言っただろ!」で攻撃仕返しています。

トランプとクルーズの写真

クルーズ氏の出生問題については、クルーズ氏が出馬表明した時点から言われていたことですが、注目を集め出したのはアイオワ州でトップに躍り出てからです。憲法学者によって「生まれながらのアメリカ人」の解釈に色々ありますが、裁判で争った場合は結局は資格を認められることになるのでは、と言うのが大半の見方のようです。

ただ、トランプ氏の狙いは初戦アイオワ州でクルーズ氏に勝つことなので、打撃を与えるには良い材料なのではないかと思います。つくづく、トランプ氏は攻撃のしどころをよく知っているなぁという印象です。

さらに攻撃がデッドヒートしそうなこの2人の首位争いに、今後も注目が集まりそうですね。

一方の民主党は最新の世論調査によりますとヒラリー・クリントン氏が全米レベルで59%の支持率を集めダントツのトップ。サンダース氏は34%と大きく出遅れています。ただ、初戦のアイオワ州だけに限ってみると、その差がいきなり2ポイント差に縮まっています。

最新の世論調査(1月17日。NBC/WSJ)

※全米レベル

Clinton 59%

Sanders 34%

O’Malley 2%

最新の世論調査(1月14日。DM Register/Bloomberg)

※アイオワ州

Clinton 42%

Sanders 40%

O’Malley 4%

民主党、共和党、いずれにしても初戦のアイオワ州は接戦になる見通しで、あと2週間、候補者同士の攻撃が益々激化することになりそうです。

以下をぽちっと押して頂けると更新の励みになります 。宜しくお願い致します!

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へにほんブログ村 旅行ブログ アメリカ旅行へ


About Washington DC Lifestyles

Washington DC Lifestyles
ワシントンのニュースや情報発信サイト「ワシントンDCライフスタイル」に来て下さってありがとうございます! DC在住のスタッフらが地の利を生かして少しでもワシントンDCの魅力を伝えて行けたらと思っています。どうぞ宜しくお願い致します!お問い合わせや取材依頼は、お問い合わせフォームから気軽にどうぞ!