Home » US Society / アメリカ社会 » <年末特集>2015年のアメリカの10大ニュース決定版!

<年末特集>2015年のアメリカの10大ニュース決定版!


2015年も残りあとわずかとなりました。年末年始はいかがお過ごしでしょうか?さて、今日は振り返りの意味も込めて、2015年にアメリカで起きたニュースから10大ニュースをピックアップしました♫

第10位:NBCテレビの看板キャスターブライアン・ウィリアムズ氏が虚偽発言で降板!

アメリカの3大ネットワークの1つ、NBCテレビの看板キャスターのブライアン・ウィリアムズ氏が、取材で嘘の武勇伝を語っていたことが明らかになり、2月に番組を降板する事態となりました。’

NBCのブライアン・ウィリアムズ ブライアン・ウィリアムズ氏。NBCテレビより

ウィリアムズ氏は2004年から、全米ネットのテレビ各局が看板キャスターをそろえる平日夕方のニュース番組「NBC Nightly News」のアンカーを務め、年収1000万ドル(約12億円)を受け取るアメリカを代表するキャスターでした。

しかしウィリアムズ氏は2003年にイラク戦争の取材中、乗っていたヘリコプターが地上からの砲撃で破損し、砂漠に緊急着陸したという武勇伝をこれまでに何度も披露していましたが、実は嘘だったことが判明し、NBCテレビは、「ウィリアムズ氏が事実と異なる体験談を語っていたことは彼のような立場にある者として間違っていて、不適切だった。NBCのニュースに対する数百万人のアメリカ人の信頼を損ねる許し難い行為」と激しい怒りを表明。6ヶ月間の降板を発表しました。

ウィリアムズ氏は2005年8月にアメリカ南部を襲ったハリケーン・カトリーナの報道でもニューオーリンズ市中心部で複数の遺体が流されているところを見たとの発言が事実と異なるとの指摘が出るなど別の体験談でも虚偽疑惑が浮上しています。

第9位: アメリカついに9年半ぶりに利上げ実施!

FRB =連邦準備制度理事会は12月15、16両日に渡ってFOMC=連邦公開市場委員会を開催し、2008年秋のリーマン・ショックに端を発する金融危機を受けて同年12月に導入した事実上のゼロ金利を解除し、政策金利を17日付で0.25%引き上げることを決定。9年半ぶりの利上げに踏み切りました。

会見に臨むイエレン議長。FRBより FOMCのあと会見するFRBのイエレン議長

FOMC終了後に記者会見したイエレン議長は利上げの決断について「労働市場にまだ改善の余地はありますが、アメリカの経済の回復が今後も続くだろうと言うことと、インフレ率も中期的に目標の2%に向かうとの合理的な確信が得られたため」と理由を説明した上で追加利上げについても今後の経済情勢に基づき「慎重に、そして徐々に(“prudent” and “gradual” manner.)」判断をして行くと考えを示しました。

イエレン議長の会見の様子は以下から(WSJより)

これまではアメリカの緩和政策により新興国に大量の資金が流れ、そうした国の経済を後押しして来ましたが、利上げによってその流れが逆流し、新興国から資金が流出して経済が不安定になる可能性も指摘されています。FRBのイエレン議長は今後も難しい舵取りが迫られることになります。

第8位:ローマ法王フランシスコがアメリカ訪問で大フィーバー。

ローマ法王フランシスコが就任後、初めてアメリカを訪問。最初の訪問地となったワシントンDCでは訪問前からローマ法王フィーバーが始まり、熱烈歓迎のムードに包まれました。

ローマ法王を出迎えるオバマ大統領 ローマ法王を出迎えるオバマ大統領.ホワイトハウスのTwitterより

ローマ法王フランシスコは9月22日夕方、ワシントン郊外のアンドリュース空軍基地に到着し、6日間に渡るアメリカ訪問をスタート。オバマ大統領一家やバイデン副大統領夫妻がわざわざ、空軍基地まで出迎えると言う異例の対応で歓迎したほか、大勢の支持者が集まり、その歓迎ぶりは「ロックスター並み」だとアメリカメディアでも報じられました。

ローマ法王の到着の様子↓。ホワイトハウスのTwitterより。

ローマ法王は集まった人達と気軽に握手やセルフィーに応じ、その気さくさに多くの人が感動。ワシントンDCのあとはニューヨーク、フィラデルフィアを訪問しましたがどこに行ってもロックスター並みの歓迎で大フィーバーが続きました。

第7位:元五輪の金メダリスト、ブルース・ジェナーが女性に転換!

オリンピックの金メダリストで、その男らしさに全米が憧れたブルース・ジェナーが女性に転換しケイトリン・ジェナーに生まれ変わって6月に女性雑誌バニティーフェアーの表紙を飾りアメリカでは話題になりました。

Vanity Fair のコピー Vanity Fairより。女性として生まれ変わったケイトリン・ジェナー

現在65歳のブルース・ジェナーは1976年モントリオールオリンピックで陸上十種競技を世界新記録で金メダル獲得。「キング・オブ・アスリート」とも呼ばれアメリカでは一躍英雄になりました。

ブルース・ジェナー ブルース・ジェナーのFacebookより

ブルース・ジェナーは3度の結婚を繰り返しましたが、子供や再婚相手の連れ子など家族と共にリアリティー番組に出演したこともあって、アメリカでは最も注目を集める家族として更に有名に。

ブルース・ジェナーとその家族 ブルース・ジェナーのFacebookより

ところがマニキュアを塗ったり、女性用のブラジャーを着けて外出したり、髪を伸ばしたほか、のど仏の切除手術をするなど手術も繰り返し、女性化していることが次々とタブロイド紙で取り上げられ、注目の的になっていたところ、今年4月になって、「私は女性だ」と告白。

そして6月に、女性誌のバニティフェアの表紙にケイトリン・ジェナーとして初めて登場し、3月15日に女性化のための手術を受けた事を明らかにした上で、「秘密を保持したまま何もしないでいたら、死ぬ時に『私は人生を全てをふいにした。自分自身と全く向き合わなかった』と自分に問いかける事になる。そんなことはしたくなかった」と述べ、今後は女性として行きて行く決意を告白しました。

アメリカでは各ネットワークの夕方のニュースなどで大々的に取り上げられましたが「彼女はとても美しい!」「同じ悩みを抱える人にとって勇気を与える」などとして基本的には好意的に受け止められてます。

第6位:DC-NYを結ぶ列車アムトラックが脱線し7人が死亡。

ワシントンDC からニューヨークの間を結ぶ長距離鉄道「アムトラック」がペンシルベニア州フィラデルフィア市で5月12日午後9時21分頃、脱線事故を起こし、少なくとも7人が死亡、200人以上のけが人が出る大惨事となりました。

アムトラックの事故。 アムトラックの事故現場。WSJより

乗客238人と乗員5人が乗っていた事故を起こした列車は、カーブに差しかかった際、大きく脱線し、7両が完全に線路から外れ、車両の一部は横転、大破しました。救急隊員らが未明まで救出活動を続けましたが、この事故の衝撃で多くの客が投げ出され、少なくとも7人が死亡、200人以上が怪我をし、うち8人が重体となりました。

NTSB=運輸安全委員会は13日に記者会見し、列車が事故現場のカーブに進入する際の速度が、”時速約106マイル(時速170キロ)”だったことを明らかにしました。事故が発生した現場はカーブが続いているため、制限速度は50マイル(時速80キロ)で、事故車両は制限速度を2倍以上の速さで走行していたことになります。

運転士は緊急ブレーキをかけましたが、その3秒後に時速102マイル(時速164キロ)までわずかに減速した段階でデータが途切れており、この時点で脱線したものと見られています。

アムトラックの事故の様子 WSJより

第5位:「同性婚は合法」とアメリカの最高裁が歴史的判断!

同じ性別の人同士の結婚「同性婚」の是非を巡り国を二分する論争がわき起こっていたアメリカで、連邦最高裁判所が6月26日、同性婚を禁止した州法を違憲とする歴史的な判決を示しました。これにより憲法上の権利としてアメリカの全50州で同性婚が認められることになりました。

ゲイのカップル 手をつないで歩くゲイのカップル

最高裁が出した判決では「結婚は愛、忠誠、献身、犠牲、家族を具現化したもので、結婚以上に深いものはない。」と指摘した上で、「法の下の平等な保護」などを定めた憲法修正第14条を根拠とし、「憲法は平等な権利を認めており、各州は同性間の結婚を許可し、他の州が受理した同性婚も認める必要がある」と明言して同性婚を50州で認める見解を示しました。最高裁長官も含む判事9人のうち5対4の小差での判断でした。

この判断を受け、同性婚を禁じた13州の州法は事実上無効になり、同性カップルは全ての州で合法的に結婚できることになりました。これまでは2013年の最高裁判決を受け、連邦レベルでは同性婚も異性間の結婚と同じ恩恵を認められるようになっていましたが、今後は州レベルでも税控除や医療保険、相続、年金の加入などで配偶者としての恩恵が受けられることになります。

こうしたアメリカの動き、日本を含め他の国にも将来的には広がって行くのでしょうか?今後の世界での動きにも注目ですね。

第4位: 歴史的!アメリカとキューバが54年ぶり国交回復。

アメリカとキューバは7月20日、1961年に断絶した国交を54年ぶりに回復し、相互の首都で大使館を再開。ワシントンDCにあるキューバ大使館では大勢の人が見守る中、キューバの国旗が掲げられ、お祝いムードにつつまれました。

キューバの国旗 ワシントンDC市内にある大使館に掲げられたキューバの国旗

利益代表部から格上げされてキューバ大使館になったこの日、大使館周辺には、歴史的な瞬間を見守ろうと朝からキューバ系アメリカ人らが大勢集まり、口々に「キューバ万歳(Viva Cuba)!」と叫んだり、キューバの国歌を斉唱したりして国交回復を祝福しました。中には喜びのあまり踊り出す人達もいて、こうしたお祭り騒ぎが夕方まで続きました。

大使館の前で踊る人達 キューバ大使館の前で喜びのあまり踊り出す人達

第3位:カルフォルニアの銃乱射事件で14人死亡。イスラム国に傾倒?

容疑者2人 容疑者の夫婦2人

カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設で12月2日、銃乱射事件が発生し、14人が死亡しました。

事件を起こし射殺されたのは、パキスタン系アメリカ人のサンバーナディーノ郡職員のサイード・ファルーク容疑者(28)と、妻でパキスタン出身のタシュフィーン・マリク容疑者(29)の2人です。

警察に射殺された容疑者夫婦は大量の武器などを準備し、計画性があったこと、そして妻がインターネット上でイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」を支持する投稿をしていた可能性があることが分かり、「テロ組織に影響されて犯行に及んだ可能性がある」としてアメリカメディアでは連日大きく報道されました。

また、このパキスタン出身の妻が婚約者ビザでアメリカに簡単に入国していたことも分かり、入国審査のずさんさも問題として浮上、ビザ発行の見直しの必要性も指摘されるようになりました。更に、まだ捜査が続行中であるにも関わらず、この容疑者2人が住んでいた家を大家がマスコミに公開する異例の行動を取ったことも大きな話題となりました。

第2位:生放送中の記者とカメラマンが銃撃を受け死亡。

ワシントンDCからほど近いバージニア州モネータで8月26日朝、生放送中だった地元テレビ局WDBJ7の女性記者とカメラマンが、元同僚の男から銃撃され死亡する悲惨な事件が起きました。容疑者はこのテレビ局で働いていたものの解雇された男で、車で逃走した末、警察に追い詰められ、銃で自殺しました。

アリソン・パーカーさん 射殺されたアリソン・パーカーさん。Facebookより

銃撃されたのはアメリカCBS系列の地元のテレビ局記者のアリソン・パーカーさん(24)とカメラマンのアダム・ワードさん(27)で、26日午前6時45分ころ、ショッピングセンターで地元の商工会議所の女性幹部にインタビュー中継している最中に背後から射殺されました。

アダム・ワードさん 射殺されたアダム・ワードさん。Facebookより

自殺した男はこのテレビ局WDBJ7の元記者のベスター・フラナガン容疑者(41)で、1年ほど勤務した後、局内での攻撃的な言動が問題となり、2013年2月に解雇されていました。フラナガン容疑者は逃走中に持っていた銃で自殺を図ったところを発見され、病院に搬送されましたが間もなく死亡が確認されました。

フラナガン容疑者 逃走中に銃で自殺したフラナガン容疑者

事件直後には、フラナガン容疑者は自らのTwitterに「銃撃の様子を撮影した。Facebookを見てくれ。I filmed the shooting see Facebook」とのコメントを投稿。自身が犯行の様子を撮影したものとみられる動画が容疑者のフェイスブックに掲載されたことからニュースとして大きく取り上げられました。

第1位:大統領選で不動産王トランプ氏が旋風!

トランプ氏 ドナルド・トランプ氏

出馬表明演説の時に「メキシコからの不法移民は犯罪者が多い」と発言するなど何かと過激発言が多い不動産王ドナルド・トランプ氏ですが、2015年のアメリカメディアの話題は本当にトランプ氏一色となりました。最新の世論調査によりますと、数々の不適切発言にも関わらず、なんと支持率がこれまでで39%に達し、相変わらず首位に立っていることが分かりました。

最新の世論調査(CNN・ORC)
※共和党支持者の間での支持率
Trump 39%
Cruz 18%,
Rubio 10%,
Carson 10%,
Christie 5%,
Paul 4%,
Bush 3%,
Kasich 2%,
Huckabee 2%,
Fiorina 1%,
Graham 1%,
(以下省略)

2016年は2月1日のアイオワ党員集会を皮切りに、大統領選がスタートします。トランプ旋風がどこまで続くのか注目です!

==
いかがでしたでしょうか?2015年も色々な事件事故、ニュースがありましたね。2016年はどんな年になるでしょうか?特にアメリカでは大統領選がどうなるのかが注目です。

それでは素晴らしい年末年始をお過ごし下さいね!

以下をぽちっと押して頂けると更新の励みになります 。宜しくお願い致します!

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

にほんブログ村 旅行ブログ アメリカ旅行へ


About Washington DC Lifestyles

Washington DC Lifestyles
ワシントンのニュースや情報発信サイト「ワシントンDCライフスタイル」に来て下さってありがとうございます! DC在住のスタッフらが地の利を生かして少しでもワシントンDCの魅力を伝えて行けたらと思っています。どうぞ宜しくお願い致します!お問い合わせや取材依頼は、お問い合わせフォームから気軽にどうぞ!