Home » US Politics and Economics / アメリカ政治経済 » 2016年米大統領選:初戦のアイオワ州でクルーズ氏がトランプ氏を抜き1位に浮上!

2016年米大統領選:初戦のアイオワ州でクルーズ氏がトランプ氏を抜き1位に浮上!


来年2月1日にアメリカ大統領選の初戦となる民主、共和両党の党員集会が開かれるアイオワ州で、共和党候補指名を目指す保守派のテッド・クルーズ上院議員が支持率を急速に伸ばし、不動産王ドナルド・トランプ氏を抜いて首位に立ったことが、最新の世論調査で明らかになりました。一方で全米規模の調査ではトランプ氏が依然として首位を維持し、人気の底堅さを示しています。

テッドクルーズ氏 初戦のアイオワ州で首位に立ったテッド・クルーズ氏

アイオワ州の地元紙デモイン・レジスターとブルームバーグ・ポリティクスが12日に発表した調査結果によりますと、共和党党員集会に参加するとみられる有権者の間で、クルーズ氏が10月の前回調査から21ポイントも上昇して支持率31%とダントツの首位に立ち、トランプ氏の支持率21%を大幅に抜き去ったことが分かりました。

続いて、前回の調査で首位だった元神経外科医のベン・カーソン氏は13%と3位に沈み、マルコ・ルビオ上院議員は10%の支持率を集め4位、続いてジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が支持率6%で5位につけています。

世論調査結果(DMR/Bloomberg)
※アイオワ州の共和党員集会に参加予定の有権者の間での支持率

Cruz 31%
Trump 21%
Carson 13%
Rubio 10%
Bush 6%
Paul 3%
Christie 3%
Huckabee 3%
Kasich 2%
Fiorina 1%
Santorum 1%
(以下省略)

また、フォックスニュースが13日に発表したアイオワ州での世論調査の結果でも、クルーズ氏が28%の支持を集め、26%だったトランプ氏を抜いて首位に立ったことが明らかになっており、アメリカメディアの間ではクルーズ氏の支持率急上昇ぶりが大きく取り上げられています。

当のトランプ氏はCNNの世論調査では依然として自らが33%の支持を集め首位を独走中であることを強調した上で早速ツイッター上で、「デモイン・レジスターの調査は偏っている。信用してはいけない」と呼び掛けたほか、フォックスニュースの世論調査についても「何故私が33%の支持率があることを示したCNNの世論調査結果をFoxは引用しないんだ!」といらだちを表すコメントをツイッター上で投稿しています。

一方でウォール・ストリート・ジャーナルとNBCテレビが行った最新の共同世論調査によりますと、全米ではトランプ氏が前回10月下旬の調査から4ポイント支持を伸ばし”27%”と過去最高の数字をたたき出して首位に立ったのに続き、テッド・クルーズ氏が前回の調査から12ポイントも支持を伸ばし、”22%”で2位。前回トップだった元神経外科医ベン・カーソン氏が失速して”11%”と4位にまで順位を大きく下げました。

最新の世論調査(NBC/WSJ)
※共和党支持者の間での全米での支持率

Trump 27%
Cruz 22%
Rubio 15%
Carson 11%
Bush 7%
Fiorina 5%
Christie 3%
Huckabee 3%
Kasich 2%
Paul 2%
(以下省略)

WSJより WSJより。世論調査支持率の移り変わり

いずれの調査も大半は、トランプ氏がイスラム教徒の入国を禁止すべきだと主張した後に行われましたが、トランプ氏の支持率に大きな影響は出ていないのには驚きです。

一方で、共和党候補の中では敢えてトランプ氏への批判を避け、擁護する発言を続けていたクルーズ氏が支持を大きく伸ばしています(実は陰ではトランプ氏の悪口を言ってたことが判明!)。保守キリスト教徒や保守強硬派の「ティーパーティー」などいわゆる共和党保守層への支持を訴えるクルーズ氏の戦略が功を奏していると見られています。

トランプ氏はウォール・ストリート・ジャーナルとNBCテレビの世論調査の結果を喜ぶ一方で、テレビ番組で「クルーズ氏は正しい気質を供えていないので大統領にはふさわしくない」と述べて攻撃を開始すると同時に、ツイッター上でもクルーズ氏が陰でトランプ氏をこき下ろしていたことに反発する投稿をしています。

ただ、同じ世論調査によりますと、トランプ氏もクルーズ氏も民主党のヒラリー・クリントン氏と戦った場合は、”「負ける」”との結果が出ているため、共和党の執行部にとってはこの2人による指名候補争いと言うシナリオは「悪夢」と言えそうです(笑)。(※クリントン氏に勝てそうのはルビオ氏、との結果が出ています。)

最新の世論調査(NBC/WSJ)
※一般選挙で民主クリントン氏と戦った場合の結果

Clinton 50% VS Trump 40%

Clinton 48% VS Cruz 45 %

Rubio 48% VS Clinton 45%

共和党執行部はかなり焦っていると見え、最近では指名争いが来年7月の党大会にもつれ込んだ場合、主流派の票をトランプ氏以外の1人の候補に集め、トランプ氏の指名を阻止しようと画策を始めたことがワシントンポスト紙にすっぱ抜かれ、大きな波紋も呼んでいます(笑)。

2月1日の初戦のアイオワ州まではまだ時間があるので、まだまだ変化する可能性は大。今後の支持率の動きに注目です!

以下をぽちっと押して頂けると更新の励みになります 。宜しくお願い致します!

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

にほんブログ村 旅行ブログ アメリカ旅行へ


About Washington DC Lifestyles

Washington DC Lifestyles
ワシントンのニュースや情報発信サイト「ワシントンDCライフスタイル」に来て下さってありがとうございます! DC在住のスタッフらが地の利を生かして少しでもワシントンDCの魅力を伝えて行けたらと思っています。どうぞ宜しくお願い致します!お問い合わせや取材依頼は、お問い合わせフォームから気軽にどうぞ!