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パリの同時多発テロの犠牲者追悼のコンサートがフランス大使館で開催。The Embassy Series!


アメリカの首都ワシントンDCには170カ国以上の大使館があり、各大使館や大使公邸を舞台に、コンサートなどのイベントがよく開かれているのですが、2日にはフランス大使館で、先日パリで起きた同時多発テロの犠牲者への追悼の意を込めたコンサートが開催されご招待を受けたので早速出かけて来ました。

フランス大使館 ワシントンDC市内にあるフランス大使館

コンサートを主催した「The Embassy Series」はオペラ歌手だったジェローム・バリーさんと奥さんのリゼッタさんが、「世界共通の言語である音楽を通じて各国の文化を共有し、共通の人間性や友情を深めるのに貢献したい」との思いから1994年に立ち上げたNPO団体で、ワシントンDCにある大使館や大使公邸で、各国の音楽のコンサートを楽しむと言うのがコンセプトです。

設立以来、どんどん規模が大きくなり、これまでに77カ国の大使館で600以上ものコンサートを開催して来ています。

普段は敷居の高い大使館や大使公邸に行ってその国の文化を楽しめるとあって、ワシントンDCでは静かに人気を呼んでいるプログラムで、つい先日も日本大使公邸で、日本人ピアニストの古川まりこさんのコンサートがこの「The Embassy Series」の一環として開かれたばかりですが、本当に多くの人が訪れてその人気ぶりが伺えました。

今夜の舞台は、フランス大使館。先日、起きたばかりの同時テロ事件の被害者への哀悼の意を込めて開かれたコンサートで、やはりフランスと縁がある多くのアメリカ人が詰めかけていました。

私はフランス大使館の中に入ったのは実は今回が初めてでしたが、中には大きなコンサートホールが完備されていてまず、そこにビックリしました。

フランス大使館内にあるコンサートホール フランス大使館内にあるコンサートホール

コンサートは時間より少し後れて午後7時45分頃にスタート。まずは同時テロの犠牲者への黙祷が捧げられたのに続き、フランスの国歌が斉唱され、フランスへの敬意が示されました。

フランスの国歌斉唱 フランスの国歌斉唱

今夜のアーチストは世界中で活躍中のフランス人ヴァイオリニストのVirgil Boutellis – Taftさんと、ニューヨーク在住の韓国人ピアニストのYoonie Hanさんで、フランスの作曲家のクロード・ドビュッシーのヴァイオリンのソナタなどを2時間以上に渡って熱演。最後には会場に集まった観客総立ちで惜しみない拍手が送られていました。

今夜のアーチスト Virgil Boutellis – TaftさんとYoonie Hanさん

フランス大使館でのコンサートの様子 コンサートの様子

そしてコンサートの後は、フランス大使館が用意したワインやシャンパン、オードブルなどを片手に、アーチストも交えて歓談する機会がありました。これは「The Embassy Series」として各国の大使館や大使公邸でコンサートが開かれた後の恒例行事で、先日の日本大使公邸でもコンサートの後にはお寿司など美味しい日本料理がたくさん振る舞われていました♫

コンサートの後のオードブルがいっぱい コンサートの後にはちょっとした食事がふるまわれます。

コンサートの後のオードブル

コンサートの後アーチストと気軽に話せます
コンサートの後には気軽にアーチストと話せます。韓国出身のYoonie Hanさん。

コンサートの後には特別に「The Embassy Series」の創立者のジェロームさんにワシントンDCライフスタイルがミニインタビューさせて頂きましたので報告です!

ジェローム・バリーさんインタビュー
Executive Director, The Embassy Series
Embassy Series創設者のジェロームさん

Q何がきっかけでこのThe Embassy Seriesを始めたのですか?
A私はずっとオペラ歌手として活動していたのですが、音楽と言う世界共通の言語を通じて、世界に何かの形で貢献したいと思うようになりました。妻が「ワシントンDCにある各国の大使館でコンサートをしたらどうかしら」と言うアイデアを思いつき、私も素晴らしい提案だと100%同意したのがきっかけで始めることにしたのです。

最初の年は6つの大使館でコンサートを開催したのですがその後、どんどん広がって行き、これまで200人以上の大使と共に77カ国の大使館でのべ600以上のコンサートを開くことが出来ました。

ワシントンDCは世界の外交の中心地ですが、私たちの試みは音楽による外交(Music Diplomacy)と呼んでいます。

Q最初に NPOを立ち上げる時には苦労もありましたか?
Aもちろん。最初は各国大使館から信頼を得るのが大変でしたが、幸運にもフランスやドイツ、オランダなどヨーロッパの国々が興味を持ってくれて始まりました。

世界共通の言語でもある音楽を通じた交流と言うのはワシントニアンに受け入れられ、どんどん大きくなって行き、一時期1年間に42回もコンサートを行ったこともありましたが、あまりにも大変なので今では年に25回程度、春と秋に開催しています。

あと、苦労と言えば、各国の大使は数年おきに代わるので、大使が代わるたびにこのコンサートがいかに重要なのかを改めてゼロから説得しなければいけないので、それは大変ですね。また最近世の中の人は一般的にあまり他人を信頼しなくなって来ているので、我々はとにかく信頼を得ることに忠心しています。

Qやりがいを感じる時は?
A1つのコンサートを実現するにはやらなければいけないことが多くあって大変なのですが、素晴らしいコンサートを実際に行い、観客もインスパイヤーを受け、アーチストともいい関係を築けた時にやりがいを感じますね。

Q今後の目標は?
AワシントンDCは外交の街です。その街に集まった人達が本国に帰った後も、このThe Embassy Seriesでの経験やアメリカについて話して欲しいと思います。

我々はアメリカと政治的に問題がある国であっても、コンサートを開くようにしています。例えばキューバとアメリカが国交正常化する前に、The Embassy SeriesとしてワシントンDCのキューバの利益代表部(大使館の前身)でコンサートを開きました。音楽を通じた外交はアメリカにとっても必要なことだと思います。

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なかなか普段は敷地内に入れない各国の大使館や大使公邸で、その国アーチストらによる音楽を楽しめるこのThe Embassy Series。ワシントンDCならではのイベントとも言えるので、是非興味のある国のコンサートには出かけてみることをお勧めします!コンサートの後にふるまわれる食事もなかなか美味しそうでした!

The Embassy Seriesの詳細はこちらの公式HPから。

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