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米議会、45歳の若手ホープ・ライアン氏を下院議長に選出!就任にあたりライアン氏が出した条件が話題に。


アメリカ議会の下院は、前回の大統領選挙で副大統領候補だった共和党のポール・ライアン議員(45)を新しい下院議長に賛成多数で選出しました。下院議長は大統領権限の継承順位で副大統領に次ぐ要職ですが、45歳での就任は20世紀以降では最年少になります。

ポールライアン氏 ポール・ライアン氏。Facebookより。

アメリカ議会で多数を占める、野党共和党は、先月、ベイナー下院議長が辞任を表明し、その後継にマッカーシー院内総務が議長選に名乗りをあげましたが党内強硬派が不支持を表明し、議長選出の見通しが立たなくなり、あえなく立候補辞退に追い込まれました。

その後、強硬派を含め共和党内で人望があるライアン氏に白羽の矢が立ちましたが、当初、ライアン氏は「下院議長の職には興味がない」として立候補を固辞していました。

ところが面白いのは、その後ライアン氏がある条件を飲むならば下院議長になってもいいと共和党執行部側と交渉したことです。

3人の小さな子供がいるライアン氏が出したその条件とは、週末は家族と時間を過ごすために必ず地元のウィスコンシン州に戻ることと、ベイナー前下院議長のように資金集めのために全国行脚することはできないと言う条件で、ライアン氏は「家族との時間を犠牲にすることは絶対にしない」と堂々と話しています。

今までの下院議長では考えられないことで、やはりこれも新しい世代らしい、家族を特に大切にする「ワークライフバランス」の価値観の現れとアメリカメディアでもおおいに話題となりました。

ポールライアン氏と家族 ポール・ライアン氏とその家族。Facebookより

45歳でアメリカのナンバー3の座に就くことになったライアン氏は16歳の時に父親を亡くし、18歳になるまで国からの生活保護を受けたほか、アルツハイマーだった祖母の世話をするなど、若い頃から苦労した人としても知られています。父親を早く亡くして苦労しただけに、家族を大切にする気持ちが強いのかもしれませんね。

その後、オハイオ州のマイアミ大学で経済と政治科学を勉強し、学生の頃から政治に興味を持っていたライアン氏はベイナー前下院議長の下でボランティアを務め、大学卒業後はアメリカ議会のスタッフとして働き始めましたが、その傍ら、キャピタルヒルにあるメキシカン料理屋でウエイターもして生活費を稼いでいました。

そして、ライアン氏が28歳で下院議員に初当選しこれまで9期連続で当選。下院委員会の予算委員長を務めたほか、2012年の大統領選では共和党のミットロムニー大統領候補のランニングメートとして副大統領候補にも選ばれ、全国的な知名度を誇るようになりました。

ライアン氏とミット・ロムニー氏 2012年の大統領選の際。Facebookより。

2012年の大統領選の際には、ライアン氏の子供の頃からの親友や、家族ぐるみの友人、昔からライアン氏を取材しているウィスコンシンの地元の記者、ライアン氏がよく通っていた地元のレストランオーナーなど様々な人を取材したことがありますが、その時のライアン氏評は以下のような感じでした。
(当時の取材メモより↓)

「とにかく真面目な人」
「地に足がついた人で人の話をよく聞く人」
「気さくで話しやすい人」
「学生時代は女性よりも読書や勉強を一生懸命していた」
「スポーツはあまり出来なかった」
「高校生時に生徒会長に選ばれる程、政治に興味を持っていた」
「16歳の時に父親を亡くしたのが人生に大きな影響を与えた」
「健康に気を遣っているのでいつも食事の際はサラダを頼む」
「体を鍛えるのが好き」

共和党の若きホープで将来の大統領候補の呼び声もあるライアン氏が共和党の執行部側と保守強硬派の対立を回避し、党内融和を実現できるのか注目されると同時に、アメリカのナンバー3の役職の下院議長としての激務と家族との時間のワークライフバランスをどう取って行くのかも大きな関心を呼びそうです。

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