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2016年大統領選:バイデン副大統領は不出馬を決断、知日派ウエッブ氏は民主党候補から脱落!


2016年の大統領選への出馬が取りざたされていたジョー・バイデン副大統領(72)は21日、ホワイトハウスで記者会見し、民主党指名争いへの出馬を断念すると表明しました。出馬すればクリントン氏の最大のライバルになると見られていただけに、クリントン氏にとっては追い風になりそうです。

バイデン副大統領Official White House Photo by Pete Souza 不出馬を決めたバイデン副大統領。Official White House Photo by Pete Souza

ホワイトハウスのローズガーデンで記者会見したバイデン氏は「現実的な選挙戦を始めるための機会の窓は閉じたと結論付けた。時間切れとなったのだ」と不出馬の決断に至ったことを明らかにしました。

5月に最愛の息子のボーを脳腫瘍で亡くしたことから、まだ家族が立ち直れないでいることが不出馬の大きな理由のようでした。

以下は不出馬を表明するバイデン副大統領の会見の様子↓

実は、最新の世論調査でも、バイデン副大統領への出馬を望む機運がしぼみつつあることが分かったばかりでこうしたことも今回の決断の背景にありそうです。

ウォールストリートジャーナルとNBCが共同で行った世論調査によりますと、民主党の予備選に行くと答えた有権者の間では、バイデン副大統領に「出馬して欲しい」と望む層が30%だったのに対し、「出馬して欲しくない」とする有権者が38%と数字の上では上回っており、出馬への機運がしぼみつつあることも分かり、最近のアメリカメディアの論調でも「バイデン副大統領は長く待ちすぎた。出馬の時期を逸した」とのトーンが広がりつつありました。

 確かに、アメリカのメディアは連日のように「今月中に決断」「48時間以内に決断」「間もなく決断」との報道が毎日のように続けられていたので、これ以上は「もう待てない!」と言うギリギリのところまで来ていたと思います。

Official White House Photo by Lawrence Jackson Official White House Photo by Lawrence Jackson。誰とでも仲良し?のバイデン副大統領。

実はあるレセプションでバイデン副大統領の方から話しかけられて、1対1で少しお話したことがあるのですが、信じられないほど気さくな人で、なおかつあまりにも顔を近づけて話すので(パーソナルスペースが狭過ぎ!)驚いたことがあります(笑)。バイデン副大統領と一緒に働いたことがある人達も口を揃えていかに気さくで、いい人か、と話しているので、誰に対してもそういう態度で接しているのではないかと思われます。

上院議員に当選直後の1972年に奥さんと娘さんを交通事故で亡くし、今年5月にも愛する息子を脳腫瘍で亡くすなど辛い経験もしているからこそ、他人に対して優しいのかもしれないなぁと思ってしまいます。 そう言えば、クリントン氏は「私の敵は共和党だ!」と言ってましたが、バイデン副大統領はこれに対し「私は共和党にもたくさんのいい友人がいる」と主張しています。今日の記者会見でもバイデン副大統領は「共和党は敵ではない」とちくりとクリントン氏をたしなめるかのような発言もありました。

そのクリントン氏ですが、先日の討論会で強さを見せたこともあり、最新の世論調査によると民主党員の間でのクリントン氏に対する支持率が上がって来ていることが分かりました。

同じ世論調査によりますと、クリントン氏に対する支持率が9月よりも7ポイントも増え49%に、2番手につけているバーニーサンダース氏への支持は9月より6ポイント減らし29%とその差が広がっています。

最新の世論調査(WSJ/ NBC)
※民主党の予備選に行く人の間での支持率
※()内は9月の数字
クリントン氏:49%(←42%)
サンダース氏:29%(←35%)
バイデン氏:15%(←17%)

更に、民主党候補者指名争いに名乗りをあげていた知日派のジム・ウェッブ元上院議員(69)が20日、ワシントンで記者会見し、民主党からの立候補を断念すると発表、もう1人のライバルがいなくなることになりました。

ただウエッブ氏は今後は無所属での出馬を模索するとしています。

ジム・ウエッブ氏民主党からの立候補を断念したウエッブ氏。Facebookより。

ウェッブ氏は会見で「民主党は最近、急進派に引きずられ、多くの勤勉なアメリカ人とは歩調が合わなくなって来ている。民主党は伝統的な党の価値観に立ち戻る必要がある」と述べ、民主党候補としての出馬を取りやめる理由の1つにあげました。

一方で「アメリカ国民の大半は、共和党や民主党というより、政治的無党派を好んでいる」と述べた上で、自らが無所属で大統領選に出馬するかどうかは、今後数週間でどれほどの支持が今後集まるかによる、と強調しました。

ウエッブ氏はアメリカ海兵隊出身でベトナム戦争にも参加し、レーガン政権下で海軍長官を務めたこともあるほか、民主党の上院議員時代は外交委員会の東アジア・太平洋小委員長を務め、尖閣諸島が日本の施政下にあることを確認する条項を国防予算関連の法案に盛り込むよう主張するなど、知日派の一人として知られていました。つまり、日本のメディアにとってはかっこうの取材対象で、なじみの上院議員の1人でした。(ちなみに、ウエッブ氏の3人目の奥さんは20歳ほど年が離れたベトナム出身で、アジアにはなじみが深い感じです(笑)。)

ウエッブ氏は7月に出馬表明しましたが、その後も支持は伸びず、最新の世論調査では支持率は2%程度と低迷していました。

以下はウエッブ氏の撤退表明の会見。隣に立っているのがベトナム出身の3人目の奥さんです↓

いずれにしても、ライバルが一気に2人もいなくなったことで、クリントン氏にはかなりの追い風となるのは間違いありません。クリントン氏は明日22日にベンガジで起きたアメリカ領事館襲撃事件に関する議会公聴会に証人として出席する予定ですが、クリントン氏の勢いをそごうと、共和党議員が手ぐすね引いて待ち構えているだけに、この公聴会でどううまく立ち振る舞えるかも大きなポイントとなりそうですね。

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