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2016年大統領選で民主党の討論会:やはりヒラリー・クリントン氏が強かった!。


来年のアメリカ大統領選に向けた民主党の指名候補争いで、CNNやFacebookが主催の第1回目のテレビ討論会がネバダ州ラスベガスで開かれ、女性初の大統領を目指すヒラリー・クリントン氏(67)や自称、社会主義者でクリントン氏を追い上げるバーニー・サンダース上院議員(74)ら5人が出席し激論を交わしましたが、アメリカメディアは「明らかにクリントン氏が今夜の勝者だった」と結論付けています。

また、共和党の討論会では個人攻撃ばかりが目立ったのに対し、今回の民主党の討論会ではそうした個人攻撃はなく、一環して政策の中身などの論点を巡った議論が中心だったのが共和党との大きな違いでした。

討論会の冒頭、司会者から「TPPや同性婚などこれまでも政治的な立場を変えて来ている。当選するためにはなんでもするのか?」と政治的立ち位置の変容ぶりを指摘されたのに対し、クリントン氏は、「私の意見は人生でいつも一環している。」と反論。

国務長官時代には支持していたTPP=環太平洋経済連携協定を7日になって「賛成出来ない」と態度を豹変させたことについては「アメリカ人の雇用も生み出さないし、賃金も上げない」と指摘した上で、「先週合意に至った内容を見たところ、私の基準を満たしていなかった」と堂々と理由を説明しました。

圧倒的な強さを見せたクリントン氏 民主党の討論会の様子

また、一時60%以上の支持率を誇っていたものの、国務長官時代に私用のメールアドレスを公務で使っていた問題が影響し、このところ支持率も下降線をたどっているクリントン氏ですが、このメール問題について問われた時には「私用メールを使ったことは間違いだった」と改めて釈明すると共に「私の支持率を下げるために共和党が党利党略で使っている。全体像を見ないのは不公平だ。」と反撃に出ました。

これに関し、クリントン氏を支持率で追い上げるサンダース氏は「アメリカ国民はバカらしいメールの話にうんざりしている。もう十分だからアメリカ人にとって本当に大切な問題の話をしよう」とクリントン氏を擁護。クリントン氏も「私もそう思うわ!ありがとう、バーニー」と満面の笑顔で応じ2人ががっちり握手をして会場から拍手喝采を浴びる場面もありました。2時間半に渡る討論会の中ではこれが一番印象に残る場面と言っても間違いないと思います。

クリントン氏のメール問題を擁護するサンダーズ氏のコメントは以下のビデオから↓

クリントン氏の私用メール問題に助け舟を出したことについてアメリカメディアは、「クリントン氏の弱点を攻める絶好のチャンスを失った」と評しているほか、不動産王で共和党の大統領候補の1人のドナルド・トランプ氏も「大きな間違いだった」と指摘しています。 以下は、満面の笑顔でサンダーズ氏と握手を交わすクリントン氏↓

このクリントン氏のメール問題に唯一食いつき、反撃を試みたたのがリンカーン・チェイフィー前ロードアイランド州知事(62)です。チェオフィー氏は討論会の冒頭の挨拶で、「私は市長、上院議員、知事も務め、誰よりも経験があるが何よりこの30数年間でスキャンダルは一切ない」と述べスキャンダルが多いクリントン氏をちくり、と批判していたこともあり、このメール問題に関しても「アメリカの信頼を取り戻さなければいけない。信頼は重要な問題だ。」とクリントン氏を攻撃しました。

しかしこれに対し司会者から「何か反論はありますか?」と聞かれたクリントン氏は「No(何もないわ)」とあっけなく答え、支持率下位の候補者の言い分には耳をも貸さないと言う大物ぶりを見せつけ、会場からはおもしろがって拍手がわき起こった場面も圧巻でした。はっきり言ってチェイフィー氏の面目丸つぶれでした。(笑)

また銃規制問題について、サンダース氏が十分に厳しい姿勢を示してきたかと司会者に問われたクリントン氏は「いいえ。全く十分じゃないわ」と即答すると共に、銃販売店に購入者の身元調査を義務づける「ブレイディ法」にサンダース氏が何度も反対して来たと攻撃。サンダース氏は法案は「複雑だったから」と釈明しましたが、クリントン氏は「私にはそれほど複雑ではなかったけどね」と一蹴し、サンダース氏がたじたじになる場面もありました。

サンダース氏 クリントン氏のライバル、サンダース氏

このほかの討論会への参加者では、例えばマーチン・オマリー前メリーランド州知事(52)が、最後の討論会の締めコメントで「今回の討論会では誰も女性蔑視発言や、移民について人種差別的発言をしなかったし、宗教を理由に悪口を言う人もいなかった」と述べて共和党との違いを冷静に上げた場面では拍手喝采が上がり、その部分は印象的でしたが、それ以外ではあまり彼を印象づける発言はなく残念でした。

またジム・ウエッブ元上院議員(69)は最初のオープニングコメントで娘4人の名前を言う時ですらつっかえるなど、答弁がなめらかでなかったほか、自分に割り当てられた発言時間が短いとの不満を、討論会の間になんと4回も口にし、司会者からたしなめられる場面もあったのが一番記憶に残りました(苦笑)。

ウォールストリートジャーナルも、社説で「結局今回の討論会は4人の男がいかに弱々しいかを証明するのに役立つ結果となった」との評価を下しているほか、CNNなども「サンダーズは中立、ほかの3人の男は『負け組(Losers)』」と結論付けており、今後、この3人の挽回は難しそうです。

民主党討論会の様子

 

一方で、今回、討論会に不参加だったバイデン副大統領は今月中にも大統領選に出馬するかどうかを決める見通しですが、アメリカメディアは、今回の討論会でのクリントン氏の圧勝ぶりから、「わざわざバイデン氏に出馬を要請しよう」との民主党支持者の間の機運がしぼむ可能性があると指摘。今回の討論会の影の「負け組」はバイデン副大統領だ、との声も上がっています。

民主党の第2回討論会は来月また行われる予定なので、その頃までにまた支持率でどんな変化が起きるのか楽しみですね。

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