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大統領選に共和党からオハイオ州ケーシック知事も出馬。問題発言が続くトランプ氏の驚きの支持率は!?


来年の大統領選に向けた共和党の候補者指名争いに向け、オハイオ州のジョン・ケーシック知事(63)が21日、出馬すると正式に表明しました。共和党の立候補者はこれで16人目で異例な混戦となっています。一方、同じく共和党の大統領候補の大富豪ドナルド・トランプ氏は相変わらずの暴言で、連日ニュースを賑わせています。

出馬したケーシック氏。Facebookより
16人目として大統領選に出馬表明したケーシック氏。Facebookより

ジョン・ケーシック氏は母校オハイオ州立大学で約4000人の聴衆を前に演説しその中で、「私には能力と経験がある」とアピールした上で、「皆さんからの祈りと応援をお願いします。大統領選への出馬を決めました。」と述べて出馬を正式に発表しました。

1978年にオハイオ州上院で最年少当選を果たしたケーシック氏は、1982年の連邦議会下院選で勝利し1983年から2001年まで下院議員を9期も務め、2000年の大統領選への立候補を模索しましたが断念。その後、オハイオ州のリーマンブラザーズの支社で会社が倒産する2008年までマネジングディレクターとして勤務しました。

2010年のオハイオ州知事選に出馬し民主党の現職を破って知事に就任して政界に復帰。オハイオ州は共和党と民主党の支持が伯仲していますが、2014年の知事選では圧勝で再選を果たしています。

財政面では保守派ですが、福祉や移民政策では穏健派で知られるケーシック氏ですが、全国的な知名度がないのが大きなハンデで、共和党内の支持率も1〜2%とふるわないのが現実です。来月行われる初めての共和党候補者同士の討論会はトップ10人しか出席が許されないため、この討論会に出るのが当面の目標になります。

一方、共和党の大統領指名争いに名乗りを上げ、出馬表明の演説の中でメキシコからの不法移民を「レイプ犯」などと呼び物議を呼んだ知名度抜群の不動産王、ドナルド・トランプ氏は相変わらずの問題発言を続け、連日ニュースで大きく取り上げられています。

問題発言を続けるドナルド・トランプ氏 Facebookより
問題発言を続けるドナルド・トランプ氏 Facebookより

18日にはアイオワ州での集会でベトナム戦争に従軍し、共和党重鎮ジョン・マケイン上院議員について「英雄ではない」と侮辱。マケイン氏は海軍士官学校で「クラス最下位だった」と指摘した上で、「彼が英雄と言われるのは捕虜になったからだ。私は捕虜にならなかった人達の方が好きだ」と述べて物議を醸しました。 この発言を巡り、マケイン上院議員は個人的な謝罪は不要としながらも、「戦時中、捕虜になった人やその家族に謝罪すべき」と不快感を表明。それでもトランプ氏は謝罪する必要はないとつっぱね余裕の構えです。


「トランプ氏の発言は全ての退役軍人に対する侮辱」とのコメントを紹介するマケイン氏 この発言を受け、マケイン氏の盟友で、共和党の大統領候補の指名争いにも名乗りを上げているリンゼー・グラハム氏がトランプ氏について「大間抜けだ(jackass)」とテレビのインタビューで断罪したところ、トランプ氏が逆襲。  

21日に行ったサウスカロライナ州での演説の中で、トランプ氏はこのリンゼー・グラム上院議員を「軽量級でバカ!(lightweight and an idiot)と呼んでやり玉に。その上で数年前の選挙戦の際、グラム氏から寄付を依頼され、自分のことを良く言ってほしいと要請されたことを明らかにした上で、「この男は物乞いか」と批判。その場でグラム氏の携帯番号を突然読み上げて個人情報をあっさり暴露した上で、聴衆に電話をかけるよう呼び掛けました。  

その後、グラム氏の携帯にはいたずら電話が殺到。グラハム氏はツイートで「新しい携帯を手に入れよう。iPhoneか、アンドロイドか」などとつぶやいています。

リンジー・グラハム氏のTwitter こんな調子で、見ている分には笑っちゃうようなパフォーマンスの連続なので連日のようにトランプ氏の発言が全国ニュースで取り上げられ、一番の注目を集めているのですが、実はワシントンポスト紙とABCテレビが共同で今月16~19日に行った世論調査によりますと、共和党支持層のトランプ氏への支持は5月の4%から24%へと急上昇して、13%の支持を集めたスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事や、12%の支持だったジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事を抜き1位に踊り出ています。

こうした暴言で間違いなく敵を作っているものの、一方でトランプ氏の発言は「皆が思っていたけど言えなかった事をはっきり言っている」「物怖じしないところがいい!」などと支持に回る人も増えているのが現状です。 しかし、このような行為は共和党の本当のライバルの民主党ヒラリー・クリントン氏を利するだけなので、クリントン氏は影で高笑いが止まらないのではないでしょうか。 以下をぽちっと押して頂けると更新の励みになります 。宜しくお願い致します!にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ にほんブログ村 旅行ブログ アメリカ旅行へ


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