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ドナルト・トランプ氏の差別発言に波紋、DCで建設中のトランプホテルの前では抗議デモ。支持率は・・。


アメリカ大統領選挙への出馬を表明し不動産王として知られる実業家のドナルド・トランプ氏が移民に差別的な発言をしたとして、デパートやテレビ局がトランプ氏とのビジネスを打ち切る動きが広がる中、9日にはワシントンDC市内で建設中の「トランプホテル」の前でヒスパニック系アメリカ人らが集まり、「DCから出て行け!」と抗議デモを行いました。

抗議集会
建設中のトランプホテルの前で行われた抗議集会

トランプ氏は先月16日に行った出馬表明の演説の中で、メキシコからの不法移民について「ドラッグを持ち込むし犯罪を増やしている」「彼らはレイプ犯だ」などと放言したほか大統領になったらメキシコとの国境に「巨大な壁を築く」とまで言明。

差別的な発言だとしてアメリカの大手デパート「メイシーズ」がトランプ・ブランドの衣料品などの販売を中止する方針を明らかにしたほか、アメリカの「NBCテレビ」も、「ミスユニバース」や人気のリアリティーショー「The Apprentice」などトランプ氏が関わる番組を打ち切る方針を表明、アメリカを中心に展開する男子プロゴルフのトーナメントツアー「PGA 」も10月に予定されていたトランプ氏の所有するゴルフ場での試合を中止するなどトランプ氏とのビジネスを打ち切る企業が続出しています。

建設中のトランプホテル
DC市内の旧郵便局の跡地に建設中のトランプホテル

ワシントンDC市内にはトランプ氏が2013年に古い郵便局の跡地を購入し、2億ドルの改修費用をつぎ込んで来年にオープン予定の建設中のトランプホテルがありますが、9日にはこのホテルの前にヒスパニック系アメリカ人などが集まり、多くの報道陣も詰めかける中、抗議集会を開催。

「工事を中止してトランプはDC から出て行け!」「『トランプ』の名前はもはや差別や不寛容を示す言葉なので看板を取り下げろ!」「トランプのモラル(良心)は壊れている」などと主張しトランプ氏の差別発言を糾弾しました。

集まった数々の報道人
集まった数々の報道陣
 

「トランプのモラルは壊れてる!」
「トランプのモラル(良心)は壊れてる!」
 

トランプ氏の発言を抗議する人達
抗議デモ

一方で、同じ現場にはトランプ氏を支持するグループも。話を聞いてみると「トランプ氏の発言は言い方が悪かっただけ。主張している内容は正しいもの」「トランプ氏は多くの雇用を創出してくれている偉大な指導者」「2016年には大統領になってほしい!」などと主張していました。

トランプ氏を支持するグループ
トランプ氏を支持するグループ
 

「We love Trump!」
「私たちはトランプ氏を愛している!」

差別発言の後、波紋を広げているトランプ氏ですが、実は世論調査ではその後トランプ氏への支持が急上昇しているのです。ブッシュ氏に続いて2位を付けている世論調査のほか、最近ではトランプ氏が1位に浮上した世論調査結果もありました。

アメリカではヒスパニック系の人口が急増していますが、そうした現象を表立っては批判できないものの、内心では快く思わない白人の保守層がトランプ氏の支持に回っているほか、最近、実際にメキシコからの不法移民によって若いアメリカ人女性が殺害される事件なども起こっていることから、「不法移民を取り締まるべき」と言う意見のアメリカ人の層にも響いている結果だと言えそうです。

当のトランプ氏もメキシコからの不法移民に関する発言について「謝罪するようなことは何も言ってない」と開き直っていますから、戦略の1つだったのかもしれません。

しかし、大統領選での大票田となるヒスパニック系アメリカ人からそっぽを向かれれば民主党の大統領候補に勝利出来ないのは明らかなので、今後も自由奔放な発言を続ける事が予想されるトランプ氏の余波を受けて党のイメージがダウンしかねない共和党自身が一番、頭を抱えているのではないでしょうか。

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