Home » US Politics and Economics / アメリカ政治経済 » アメリカ6月の雇用統計:市場予想を下回る雇用増&時給も伸びず、ドル売り進行。

アメリカ6月の雇用統計:市場予想を下回る雇用増&時給も伸びず、ドル売り進行。


アメリカの労働省が2日、通常よりも1日早く発表した6月雇用統計によりますと、景気動向を敏感に反映する非農業部門の雇用者数が前の月から22万3000人の増加と雇用改善の目安とされる20万人を超えましたが、前月比23万3000人増とする市場予想に届きませんでした。

2015年6月の雇用統計
6月の雇用統計

また雇用者数の5月と4月の数字が大幅に下方改定され、特に4月は20万人を割り込みむ結果となりました。

失業率は5.3%と予想より改善し2008年4月以来の低い水準となりましたが、これは職を探すのを諦めた人が43万2000人と多く、労働市場参加者数が5月の62.9% から62.6%に下がった事が原因と見られています。
また、FRB=連邦準備制度理事会が注目している平均時給は、前の月と比べて横ばいの$24.95となり、プラスを予想していた市場予想を下回りました。

FRBは利上げするタイミングの目安を「労働市場に更なる改善が見られ、インフレ率が2%に戻ると自信が持てた時(when we have seen further improvement in the labor market and are reasonably confident that inflation will move back to 2%)」としています。

今回の統計結果は失業率の数字自体はFRBが目指すレンジに入って来ている一方で、横ばいにとどまった平均時給はFRBが期待するインフレ率2%のターゲットに向け押し上げる要素とはならないことを意味します。つまり労働市場の回復基調は示しつつも雇用の回復ペースが緩やかになったことを示していると言え、今回の結果を受けてFRBの早期利上げの判断もより慎重姿勢になる可能性もありそうです。

採用決定
労働市場の回復が利上げの鍵

為替市場では雇用統計の数字が予想よりも悪かったことを受けドル売りが進行。発表直後に122円台後半まで円高が進みました。
多くの市場関係者は9月の利上げを予想していますが、今回の結果を受け12月にずれ込むとの見方も強まって来ています。今後しばらくは経済指標の結果に市場が敏感に反応する相場が続きそうです。

(※今週末の7月4日はアメリカが独立記念日のため、通常雇用統計が発表される毎月の第1金曜日にあたる3日は休場となるため、1日早く発表されました。)

アメリカの6月の雇用統計はこちらから。

以下をぽちっと押して頂けると更新の励みになります 。宜しくお願い致します!

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

にほんブログ村 旅行ブログ アメリカ旅行へ


About Washington DC Lifestyles

Washington DC Lifestyles
ワシントンのニュースや情報発信サイト「ワシントンDCライフスタイル」に来て下さってありがとうございます! DC在住のスタッフらが地の利を生かして少しでもワシントンDCの魅力を伝えて行けたらと思っています。どうぞ宜しくお願い致します!お問い合わせや取材依頼は、お問い合わせフォームから気軽にどうぞ!