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アメリカ2016年大統領選:共和党のランド・ポール氏が出馬表明!2人目。


個人や経済の自由を徹底的に重視し、「小さな政府」を目指すリバタリアン(自由至上主義者)で知られるアメリカ共和党のランド・ポール上院議員(52)が7日、2016年大統領選の共和党候補者指名争いに出馬すると表明しました。大統領選への出馬を公式に表明したのははテッド・クルーズ上院議員(44)に続いて2人目です。

ランドポール氏のFacebookより
ランド・ポール氏のFacebookより

ポール議員は自らのホームページに「自由の原理と制限ある小さな政府を我が国に取り戻すために大統領選に出馬します(I am running for president to return our country to the principles of liberty and limited government)」と明記し、自らへの支持を訴えました。

その後、地元のケンタッキー州ルイビルで演説し、「本日、私は神の助け、そして自由を愛する人々の助けを得て、アメリカ合衆国の大統領の候補に身を置く事を発表します。(Today I announce with God’s help, with the help of liberty lovers everywhere, that I’m putting myself forward as a candidate for president of the United States of America)」と述べて正式に大統領選への出馬を明言、「我々の自由を食いつぶし、生活の隅々に侵入するワシントンを止めなければならない(The Washington machine that gobbles up our freedoms and invades every nook and cranny of our lives must be stopped)」「政府は制限され、自由は最大限生かされなければならない。(Government should be restrained and freedom should be maximized)」と述べ、小さな政府の実現を訴えました。

デューク大学の医学部を卒業し、18年に渡り眼科医として診療して来たポール議員は、2010年の中間選挙で保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の支持を受けて上院議員に初当選しました。20年以上にわたって下院議員を務め3回に渡り大統領選に出馬しているリバタリアン(自由至上主義者)のアイコン的存在ロン・ポール氏を父親を持ち、父親の影響を政治的にも受けています。

2013年にはオバマ政権の使う無人偵察機に関する政策に反対して13時間に渡る議事妨害(フィリバスター)をしたことで注目を集めた事もあります。

「小さな政府」の実現を目指すポール議員は政府の財政支出の削減や減税を主張するほか、銃の規制に関しても「憲法で保証された国民の自由を侵害するもの」と反対FRB=連邦準備制度も批判的です。
同性婚については「州で決められるもので、連邦政府が決める事ではないが、私や多くの人を不快にしている」「モラルの危機だ」と反対で、アメリカで今広がりつつあるマリファナの合法化の動きに対しても懐疑的

また、憲法更に一部の例外をのぞいて妊娠中絶には反対している「プロライフ」派としても知られています。
更に教育に関しては、教育省の撤廃し地元のコミュニティや親に教育の権限を拡大させることを支持しています。

ランド議員 I stand Rand
大統領選への出馬を正式に表明したランド議員

一方で、海外に駐留しているアメリカ軍基地については大幅に縮小する必要があるとしているものの全面撤退はせず、ある程度は海外のアメリカ軍基地は必要だと主張するなど、海外のアメリカ軍基地の全面撤退を主張していた父親のロン・ポール氏とは違いを見せ、外交政策では現実的な路線を主張しています。

眼科医でもあるランド・ポール氏はボランティアで発展途上国の貧しい子供達のための無料診療なども行っていますが、先日はテレビクルーをわざわざ連れて海外での無料診療の様子を取材させており、大統領選を意識した自己アピールには余念がないと言う印象でした。
ちなみに最新の世論調査によりますと、共和党の指名候補争いでポール議員は同率4位ですが、今日の出馬表明を受けてこの支持率も若干上がる事も予想されます。

世論調査 (ABC/ Washington Post, April 2) ※共和党内
 Bush 21%
 Walker 13%
 Cruz 12%
  Paul 8%
  Huckabee 8%
 Rubio 8%
 Christie 7%
 Carson 6%
 Santorum 2%
 Perry 1%
 Jindal 1%
 Kasich 1%

また、民主党のヒラリークリントン氏とポール氏が大統領選を争った場合の支持率はクリントン氏が46%なのに対し、ポール氏が42%で、クリントン氏(46%支持)対ジェブブッシュ元フロリダ州知事(40%支持)の場合よりも若干だけですが善戦しています。

世論調査(PPP. April 7th)
※共和党と民主党の大統領選での支持率
Clinton 46%
Paul 42%
ーー
Clinton 46%
Bush 40%

若者から高い支持を得ているランド・ポール氏は保守系団体が集まった2月末の「CPAC(保守政治行動会議)」の年次総会の模擬投票では、2013、2014年に続いて首位を獲得するなど、保守派の間では根強い人気を誇っていますが、穏健派の間では外交・安全保障では他国への不干渉主義を取るリバタリアンへの警戒感もあり、ポール氏にとっては今後は穏健派をいかにして取り込んで行くかが課題になります。

大統領選2016

共和党の有力候補で立候補を宣言したのはテッド・クルーズ上院議員に続いて2人目ですが、他にもジェブ・ブッシュ氏マルコ・ルビオ上院議員ら10人以上が出馬を検討しており、共和党は混戦模様です。これから2016年の大統領選に向けた動きが本格化することになりそうです。

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