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FRB・ゼロ金利解除に向けた指針を変更・6月以降の最初の利上げの可能性を示唆。


FRB=アメリカ連邦準備理事会は17-18日の2日間に渡り金融政策を決定するFOMC=アメリカ連邦公開市場委員会を開き、発表した声明の中で、事実上のゼロ金利解除に「忍耐強く」対応するとした指針を削除し、早ければ6月16日〜17日に開催するFOMCで利上げの可能性があることを初めて示唆しました。

声明文の中ではまず、アメリカ経済については1月に比べ「いくぶん緩やかになった (moderated somewhat)として前回の声明の「堅調なペースで拡張している(expanding at a solid pace) 」との文言からは下方修正しました。

ゼロ金利解除のタイミングについては「忍耐強く(Can be patient))対応するとしていた文言を削除した上で、「労働市場が更に改善し、インフレ率が中期的に目標の2%に向かうとの合理的自信が得られれば、利上げするのが妥当である」との指針に変更しました。

利上げはいつ?
利上げは最短でも6月以降に

また利上げの時期については、4月28~29日に開催される次回のFOMCで実施する「可能性は低い(unlikely)」との見方を明らかにし、最短では次々回の6月16~17日のFOMC以降での利上げに踏み切る可能性があることを初めてにじませました。一方で、今回の指針の変更について「最初の利上げの時期を決めたことを意味するものではない」とも指摘しており、必ずしも6月に利上げすると決めている訳ではないとの見方も示しています。

声明発表後に記者会見したイエレン議長は改めて「ゼロ金利解除に『忍耐強く対応する』との文言を削除したからと言って、性急に決めると言うことではない(does not mean we are going to be impatient)」と述べた上で、「今日の指針変更が最初の利上げの時期を決めたことを示しているとは受け取って欲しくない(today’s modification of the forward guidance should not be read as indicating that the committee has decided on the timing of the initial increase in the target range for the federal funds rate)」と改めて強調しました。

更にイエレン議長は「利上げが6月に起きると言う意味ではない」と強調しつつも「一方で6月に利上げする可能性も排除していない。(In particular, this change does not mean that an increase will necessarily occur in June. Although we can’t rule that out)」とも述べています。

記者会見するイエレン議長
記者会見に応じるイエレン議長。FRBより
今回の決定はイエレン議長やダドリー副議長を含む10人のメンバー全員が賛成する全会一致で決められました。

またFOMCが18日に改定した中期経済見通しでは、15年のアメリカのGDP=実質国内総生産の成長率を去年12月の2.6~3.0%から2.3~2.7%に下方修正しています。

FOMCの発表した声明文はこちらから

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