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イスラエル首相がオバマ政権を牽制。2国間関係の軋轢を象徴。


イスラエルのネタニヤフ首相が3日、アメリカ連邦議会で演説し、欧米など6カ国とイランが勧める核開発を巡る協議は「悪い取引だ」と批判、イランとの外交交渉を優先させるオバマ政権を強くけん制しました。これに対し、オバマ大統領も反論し、アメリカと同盟国イスラエルの溝の深さを象徴事態となっています。

ネタニヤフ首相は3日上下両院合同会議で演説し「イランは世界全体に深刻な脅威をもたらせている」とした上でアメリカが主導して進められている核協議については「今の協議では、イランの核開発を防げないばかりか、イランは大量の核兵器を手にすることになるだろう。」「悪い取引だ。」と、オバマ政権の姿勢を強く批判しました。

これに対し、オバマ大統領はネタニヤフ氏の演説について「いかなる実現可能な代案は一切提示していない」と切り捨て、イランとの最終合意に達すれば、「それがイランに核兵器を保持させないための最善策だと証明出来る」と反論しました。

このオバマ大統領のコメントに対し、ネタニヤフ首相は「より厳しい制裁を科すことで、(原爆1個分の濃縮ウラン製造に必要な)期間を何年も遅らせる代案を示した」と改めて反論。もともとオバマ大統領とネタニヤフ首相は個人的にもそりが合わないと言われていますが軋轢の深さが浮き彫りになった形です。

Official White House Photo by Pete Souza
Official White House Photo by Pete Souza。もともとそりが合わない両首脳。写真は2012年。
 

今回のネタニヤフ首相の議会演説は議会で、イランとの核協議に関するオバマ政権の姿勢に懐疑的な共和党がホワイトハウスの頭越しに独断で求めたもので、ホワイトハウスや民主党は外交儀礼に反するとして反発。実際に上院議長をかねるバイデン副大統領が外遊を理由に議会演説を欠席したほか、民主党議員50人以上がボイコットする事態となりました。

イスラエル建国以来、両国は同盟国として緊密に連携来ましたが、アメリカとイスラエルの二国間関係は厳しい局面を迎えています。

ネタニヤフ首相の演説内容はこちらから(英文)。

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